こども障がいガイド
理学療法
理学療法とは?
理学療法は病気やけが、加齢、障がいなどによって体の機能が低下した状態の人に対し、理学療法士が運動機能の維持・改善を目的に力をつける運動や立つ・歩く練習などを行う「運動療法」、 マッサージ、温熱や電気刺激、光線などの「物理療法」、食事や排泄、入浴といった日常生活に必要な動作を獲得できるようにする「日常生活活動練習」などを用いて、 「寝る・立つ・座る・歩く」などの基本的な生活機能の向上を図る治療法です。
理学療法の目的
理学療法の目的は運動機能の回復ですが、最終的には日常生活における動作の改善を量ることで生活の質の向上や社会復帰を目指しています。 障がいを持つ子どもたちにとっての理学療法は、「潜在的な能力を引き出す」「今持っている身体機能を低下させない」「安全・安心に生活する」ことを目標に、例えば乳幼児期は寝返りやおすわり、はいはいといった基本動作、幼児期からは歩行や運動など、遊びを取り入れながら運動発達をサポートします。