こども障がいガイド

箱庭療法

箱庭療法とは?

箱庭療法は実践的な心理療法の一種で、視覚イメージという非言語的な表現を用いることが特徴。 療法では、砂が敷かれた箱の中に、人や乗り物、植物、建物などのミニチュアのおもちゃを置き、子どもたちが砂やおもちゃを使って自由に表現したり、遊んだりすることで、心の成長や発展、心の問題の解消を図ります。 1929年、イギリスの小児科医によって創始され当初は子どもが対象となっていましたが、現在は子どもから高齢者まで幅広く利用されています。

箱庭療法の特徴

箱庭療法の大きな特徴は、箱庭を作ることによって、自分で気がついていなかった無意識の自分を表現することによって、 それまで抑え込んできた記憶や感情、葛藤といったものを解き放ち、症状を改善していくという治療法です。 とくに子どもは上手に自分を表現することができないため、カウンセラーが見守る中、箱庭を通して自分の内的な世界をイメージとして伝えることで、心を浄化(カタルシス)することができると考えられています。


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