こども障がいガイド

応用行動分析学(ABA)

応用行動分析学とは?

行動分析学はアメリカの心理学者スキナーが創設した心理学のひとつの学問分野で、現在は子育てや教育、スポーツやリハビリテーションなど、幅広い分野で活用されています。 その中で、問題とされる行動を良い方向へ導くために応用された科学的な療育法がABAで、ASD(自閉スペクトラム症)の子どもたちへの早期療育などへの活用が進んでいます。


ABAは、発達に課題のある子どもの行動の前後を分析した上で、問題行動を解消していくという行動アプローチ法です。 ASDの子どもたちがある問題行動を起こす前には、「事前の状況」があり、「行動」を起こした後は「結果」があります。 ABAでは、例えば良い行動の直後に「褒める」「スキンシップを図る」という「ご褒美」がもらえることを繰り返すことで、好ましい行動形成ができるようになります。 反対に問題行動の後に叱るのではなく、「何もご褒美がもらえない」と理解させることで、問題行動が減っていきます。


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