こども障がいガイド
食事療法
食事療法とは?
発達障害の子どもにとって、食事は重要な「環境要因」ともいえます。アメリカやヨーロッパでも、治療法のひとつとして「食育」にも着目しています。そもそも、現代社会において障がいを持つ子どもたちに限らず、栄養の偏りや不規則な食事による肥満、それを原因とする生活習慣病など、「食」に関するさまざまな問題が指摘されています。 こうした中、食育は知育・徳育・体育の基礎として位置づけられており、「生きる力」を育くむ重要なファクターとなっています。 このようにバランスの良い食事を提供することは、発達障害を持つ子どもにとって大切な支援のひとつといえるでしょう。
療法といっても、食事で発達障害を「治す」のではなく、嫌いな食材が多かったり、同じ食ばかりを欲したりと、とかく偏食になりがちな子どもたちに対して健全な食生活が実践できるよう、サポートするのが食事療法の目的です。