こども障がいガイド
音楽療法
音楽療法とは?
音楽療法とは、その名の通り音楽の持つ生理的・社会的・心理的はたらきを活用して心身の問題を改善し、生活の質の向上を図る治療法です。 現在、末期がん患者やDV被害者、認知症患者をはじめ、発達障害のある子どもたちへの活用が広がっています。
音楽療法の特徴
音楽療法では音楽療法士(セラピスト)という専門家が子どもたちの特性に合わせて曲を選びプログラムを組み立てます。 プログラムでは自由に楽器を演奏したり、歌ったり、ある一定の場所で楽器を鳴らしたり、役割を持って交互に演奏したりと、さまざまなパターンで音楽に親しみます。 これにより、ほかの子どもたちと一緒に演奏する楽しさ、自分の役割を果たすという責任感、集中力やソーシャルスキルの獲得、 運動機能の改善、情緒の安定やコミュニケーション課題の改善、社会性の習得、自己表現の促進といったさまざまな効果を得ることができます。