こども障がいガイド

認知行動療法

認知行動療法とは?

認知とは、現実の受け取り方やモノの見方、考え方。 そして、この認知に働きかけて、気持ちを楽にしたり、心のストレスを解消したりしていく支援方法が「認知行動療法」です。 強迫症やパニック障害、うつ病、統合失調症など様々な治療に使われており、なかでも、対人コミュニケーションが苦手なASD(自閉スペクトラム症)の子どもに多く見られる不安症に対して認知行動療法の有効性が示されています。

認知行動療法のポイント

認知行動療法のポイントとなるのが、「自動思考」です。 ある出来事が起こった時に瞬間的に浮かぶ考えやイメージを「自動思考」と呼び、この自動思考が気持ちや行動に影響を与えます。 認知行動療法では個々の自動思考の内容と現実のズレに注目し、現実に合う見方、考え方に変える練習をします。 具体的には、不安に感じる状況に少しずつ慣れていく「エクスポージャー法」、不安な気持ちを和らげる「リラクゼーション法」など、さまざまな治療法があります。


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