障がいがあってもできる!在宅ワーク
障がいをお持ちの方とやりとりをしている中で、「自宅でできる仕事がないか」という相談をよく受けます。
障がいを持っており自宅での仕事を考えていらっしゃる方に、良い情報を少しでも提供できたらと思い、今回障がいと在宅ワークについて紹介させていただきます。
在宅ワークとは
在宅ワークとは、内職やテレワークを含む自宅でできる仕事の総称です。
アメリカやヨーロッパが1990年代にテレワークを積極的に取り入れ、その導入が広まる一方で、日本は2000年以降に国全体で労働人口の20%をテレワーカーにするという目標を掲げました。
在宅ワークと障がいの相性
在宅ワークと障がいは相性が良いと言えます。以下に、その理由とメリットをいくつか挙げてみます。
1.柔軟な労働環境
在宅ワークは場所に縛られずに作業できるため、身体的な制約がある場合でも、自宅や適した場所で働くことが可能となります。
2.アクセシビリティの向上
テクノロジーの進歩により、在宅ワークはオンラインプラットフォームやコミュニケーションツールを活用することが一般的となっています。これにより、視覚や聴覚などに障がいのある人々も、適切な支援を得ながら効果的に業務に参加することが可能です。
3.ワークライフバランスの向上
在宅ワークは通勤時間が削減され、柔軟な働き方が可能です。これにより、障がい者も適切な休息と効率的な仕事の両立がしやすくなります。
4.多様性と包摂の促進
在宅ワークの普及は、多様な人材を組織に取り込みやすくする一因となります。企業が障がい者を含む様々なバックグラウンドを持つ従業員を受け入れ、尊重することで、組織全体の多様性が向上します。
在宅ワークの種類
在宅ワークにはさまざまな種類があり、業種や仕事の性質によって異なります。一般的な在宅ワークの種類は下記のとおりです。
リモートオフィスワーク
企業が従業員に対してオフィス外での業務を許可する形態。オンラインミーティングやコミュニケーションツールを使用して仕事を進めます。
フリーランス/クラウドワーカー
プロジェクトごとに仕事を受注し、独立して働く形態。オンラインプラットフォームを通じてクライアントと仕事を探して受注します。
簡単なものだと、フリマサイトやオンラインショップの出品・梱包・発送作業や、文字起こし、簡単な検索や入力などの仕事があります。
オンライン教育・eラーニング
教育やトレーニングをオンラインで提供する仕事。オンライン講義やウェブセミナー、教材の制作などが含まれます。
コンテンツクリエーション
ライティング、ウェブデザイン、動画制作など、クリエイティブな仕事を在宅で行う形態。フリーランスやクリエイターが多く従事します。
専門知識が必要な職種
プログラマ、ウェブ開発者、Webデザイナーなど、インターネット経由で送信連絡ができる専門技術や専門の知識を要する仕事です。
これらは一部であり、在宅ワークは多岐にわたります。テクノロジーの進化や働き方の変革に伴い、新しい形態の在宅ワークも続々と出現しています。
障がい者が在宅ワーク求人を探す方法
障がい者が在宅ワークを探す方法はいくつかあります。アプローチ例を下記にいくつか紹介します。
オンラインジョブプラットフォームの利用
オンラインフリーランスプラットフォームや求人サイトで、在宅ワークの仕事を探すことができます。代表的なプラットフォームにはIndeedやランサーズがあります。また、専門的な仕事を探す場合は、特定の分野に特化したプラットフォームも活用できます。
障がい者専門の求人サイト
障がい者向けの求人サイトや雇用支援団体のウェブサイトを活用することで、障がい者に適した在宅ワークを見つけることができます。
これらのサイトでは、障がい者に対するサポートやアドバイスも提供されることがあります。
企業のウェブサイトを確認
企業は自社のウェブサイトや採用ページで、在宅ワークの求人情報を公開していることがあります。障がい者が応募しやすい環境や取り組みに力を入れている企業も多くありますので、気になる企業がある場合はHPを確認してみてもいいかもしれません。
雇用支援サービスの利用
地元の雇用支援機関や、キャリアセンターが提供するサービスを利用することも一つの方法です。専門のキャリアカウンセリングや雇用支援を提供している場合がありますので「お住まいの地域 障がい 雇用支援」などのキーワードで検索してみてください。
まとめ
さて、障がいをお持ちでもできる在宅ワークを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
いずれの場合も、障がい者が在宅ワークを見つける際には、個々のスキルや経験に合った仕事を見つけると同時に、雇用主の障がい者に対するサポート体制や理解度を確認することが重要ですね。
皆さんの特性にあったお仕事が見つかることを祈って、今回の記事を締めたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。