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Newsみんなの障がいニュース
みんなの障がいニュースは、最新の障がいに関する話題や時事ニュースを、コラム形式でわかりやすくお届けします。
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- 神戸支部
- 募金プロジェクト
挑戦は伝染する。凸凹村募金プロジェクト、神戸支部始動!
これまで凸凹村募金プロジェクトは群馬県を中心に活動を続けてきました。 街頭で募金活動を行い、その様子をYouTubeでライブ配信しながら、一人でも多くの方に障がいへの理解や凸凹村の活動を知っていただけるよう取り組んできました。 そして今回、とても嬉しい出来事がありました。 神戸支部誕生!新たな仲間が立ち上がる 「神戸でもやりたい!」その一言から始まった その声を上げてくれたのは、凸凹村の村民であり「畑番長」として活動している村岡さんです。 村岡さんはYouTubeライブで配信していた募金活動を見て、「ぜひ神戸でも、この活動を広げたい!」と、自ら手を挙げてくださいました。 その想いを受け、凸凹村募金プロジェクトでは神戸支部を立ち上げることになりました。 神戸支部の募金リーダーに畑番長が就任 村岡さんの熱い想いと行動力を受け、神戸支部の募金活動は畑番長がリーダーとして進めていくことになりました。 神戸でも、障がいへの理解を広げるための募金活動や情報発信を行っていきます。 これは、凸凹村にとって新しい挑戦の始まりです。 全国へ広がる夢への第一歩 運営以上に凸凹村の未来を考えてくれる存在 村岡さんは普段から「どうしたらもっと凸凹村を知ってもらえるだろう?」「募金活動をもっと広げるにはどうしたらいいだろう?」そんなことを、いつも真剣に考えてくださっています。 時には運営である私たち以上に、凸凹村の未来について考え、アイデアを出し、実際に行動してくれる存在です。 神戸支部は夢への大きな一歩 私たちは以前から、「全国に募金活動を広めたい」そんな夢を持っていました。 そして今回「神戸で活動したい」と声をかけていただけたことで、その夢が一歩前へ進みました。 神戸支部の誕生は、私たちにとってとても大きな意味を持っています。 村岡さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 運営も負けない想いで活動を続けます もちろん、私たち運営も負けてはいられません。 畑番長の熱い想いに負けないくらい、これからも凸凹村をより多くの方に知っていただけるよう活動を続けていきます。 そして神戸支部の募金活動も、ぜひ応援していただけたら嬉しいです。 あなたの地域でも「募金」しませんか? 全国の募金活動リーダーを募集しています 今回の神戸支部のように「自分の地域でも活動してみたい!」そんな方はいらっしゃいませんか? 現在、各都道府県・市町村で凸凹村募金活動のリーダーになってくださる方を募集しています。 経験は問いません。大切なのは「障がいへの偏見をなくしたい」「障がいのある人が生きやすい社会をつくりたい」そんな暑い気持ちです。 私たちが目指している社会 私たちが目指しているのは、障がい者だけが生きやすい社会ではありません。 障がいへの偏見がなくなり、お互いを認め合える社会。誰もが安心して、自分らしく生きられる社会。 それは結果として、障がいのある人だけではなく、すべての人にとって生きやすい社会につながると信じています。 一緒に全国へ、この輪を広げていきましょう 凸凹村や畑番長の想いに共感してくださる方。ぜひ一緒に、この輪を全国へ広げていきませんか。 あなたの一歩が、新しい地域での活動につながるかもしれません。 ■凸凹村みんなで募金プロジェクト(神戸支部)村はこちら -
- おなかま自炊ラボ
【おなかま自炊ラボ】4月~7月の活動報告
岡山市初!自炊体験型子ども食堂おなかまキッチンをオープン! 自炊をさらに身近なものに、そして地域社会へ障害のある方が自然と溶け込んでいける仕組みとして、 この5月より、おなかま自炊ラボは岡山市に新しい形の子ども食堂:「自炊体験型子ども食堂おなかまキッチン」を立ち上げました! 子どもから大人まで、みんなでワイワイ美味しいご飯を囲む、ホッとできる従来の形だけでない最大の特徴は、なんといっても 【希望者は調理体験ができること】🍳 【障害当事者が「支援される側」ではなく「支える側」として活躍できること】✨ この日は、多様性のある人たち縁の下の力持ちとして、保育園児や小学生の子どもたちの活躍の場をつくりあげました! 「普段はお家で料理をしない」というお子さんも、やる気満々で参加してくれました😆 自分で作った料理を、みんなに「美味しい〜!」と言ってもらえた時の、子どもたちの嬉しそうな誇らしげな笑顔がとっても印象的でした✨ 食事の後は、目の前の公園で大人も子どもも一緒になって全力で遊んだり、まったり過ごしたり……。 そして、7月12日(日)に第二回目の自炊実践型子ども食堂おなかまキッチンがオープン✨ 今回は、夏の風物詩☀️そうめん🍜+ いろいろな薬味とトッピングを作りました😋 初めて包丁を握る子や普段料理をしない子も、大人と一緒にしたり、友達のやっている姿を見たりして、好奇心がくすぐられたようで、やってみる!と挑戦する姿が見られました✨ 初めてでも、上手!と褒められる経験😊 自分が作った料理を美味しく食べてもらう経験😚 この経験が子ども達そして、参加した大人たちの自信に繋がったと思います✨ おなかまキッチンらしい多世代、多様性あふれる子ども食堂になりました〜🍳 【おなかまキッチンの申込・問い合わせは公式LINEより👇】 https://lin.ee/84v2R3d 【おなかま自炊ラボ LINEオープンチャットへの参加はこちら👇】 https://openchat.line.me/jp/cover/MmBsMHBX3vk6NmIzCVSuWYaP5KOaxL3ZVjerP91zLpHw5B72boo6MoBWocY 一緒に、心もお腹もホッと満たされる時間を共有しましょう✨ -
- 交流会
第11回 凸凹村交流会レポート
「障害があるからこそ分かり合える」だけじゃない。 今回の凸凹村交流会も、全国各地からさまざまな障害や特性を持つ方がオンラインで参加してくださいました。 毎回感じることですが、交流会に参加される方の背景は本当にさまざまです。 発達障害、精神障害、身体障害、難病など、それぞれが違う人生を歩みながら、「誰かとつながりたい」「安心して話せる場所がほしい」という思いで集まっています。 今回も自己紹介を通して、新しい出会いや気づきがたくさん生まれた交流会となりました。 「参加してみよう」と思ったきっかけは人それぞれ 交流会では、まず一人ひとりが自己紹介を行いました。 ギター演奏を楽しんでいる方、AIを活用した画像や動画制作に取り組んでいる方、YouTubeやTikTokで障害について発信している方、学会で活動されている方など、本当に多彩な活動をされている方々が参加してくださいました。 その中で最初に話したテーマは、「凸凹村に参加したきっかけ」という話です。 ある参加者の方は「実は1年以上前に届いていた案内メールが、スパムフォルダに入っていて最近になって気付きました」というエピソードを話してくださいました。 また別の参加者は「知人から紹介してもらって参加しました。」と話されており、改めて"人とのつながり"が新しい出会いを生んでいることを実感しました。 交流だけじゃなく、その先も考える 今回の交流会では「障害当事者だけの交流会も大切だけれど、障害の有無を問わず参加できる交流会もあっていいのではないか」という意見も出ました。 凸凹村は障害当事者だからこそ安心して話せる場所を大切にしています。同じ経験をしている人だからこそ理解できることや、安心して相談できることがたくさんあります。 一方で、ヘルプマークや障害への理解を広げるためには、当事者以外の方とも交流できる機会があると、お互いを知るきっかけになるのではないかという意見もあり今後の可能性として考えていきたいテーマの一つです。 生活に関する情報交換 グループホームや就労についてのリアル グループホームに入居している参加者からは、 エアコンの利用ルール 共用設備の使い方 火の取り扱いに関する決まり 食事の提供方法 など、実際に生活しているからこそ分かる体験談が共有されました。 また、A型・B型就労や一般就労についても話題になり、「自分にはどんな働き方が合っているのか」「一般就労へ進むにはどうしたらいいのか」など、参加者同士で経験を共有する時間となりました。 インターネットでは分からない"実際の声"を聞けるのも、交流会ならではの魅力です。 夏だからこそ体調管理も大切 開催当日は非常に暑い日だったこともあり、参加者からは「暑くて体調が優れない」「熱中症が心配」という声もありました。 障害があると、体温調節が苦手だったり、薬の影響で暑さに弱かったりする方も少なくありません。 交流会では、水分補給や睡眠など、夏場の体調管理についても自然と話題になりました。 こうした何気ない情報交換も、同じ立場だからこそ共感できる大切な時間です。 まとめ:障害があっても、人とのつながりは作れる 今回の交流会で改めて感じたのは、「障害があるから人とつながれない」のではなくつながるきっかけが少ないだけなのかもしれないということです。 自己紹介をきっかけに新しい出会いが生まれたり、同じ悩みを持つ人同士が励まし合ったり、生活の工夫を教え合ったり。 一人では得られなかった情報や安心感を、交流会を通じて得られたという声も多く聞かれました。 凸凹村は、答えを教える場所ではなく「一緒に考え、つながりが広がる場所」でありたいと思っています。 お気軽にご参加ください! 凸凹村交流会は、初めての方も大歓迎です。 「話すのが苦手」「まずは聞いてみたい」「途中参加・途中退出になるかもしれない」 そんな方でも安心して参加できるようにしています。 一人で悩み続けるのではなく、同じような経験をしている仲間と話してみませんか?次回の交流会でも、新しい出会いと気づきが生まれることを楽しみにしています。 交流会のお知らせはこちらで随時投稿しています。 ・凸凹村雑談村・凸凹村公式Facebook -
- 募金プロジェクト
【活動報告】第42回 募金プロジェクト
7月20日(月・祝)高崎駅西口ペデストリアンデッキで募金活動を行いました! 7月20日(月・祝)高崎駅西口ペデストリアンデッキにて募金活動を行いました。 当日はボランティア5名の皆さんにご参加いただき、暑い中でも笑顔で活動を行うことができました。 今回の募金結果は 募金額:3,138円ご協力いただいた方:41名 となりました。 足を止めて話を聞いてくださった方、温かいお気持ちとともに募金をしてくださった方、励ましのお言葉をかけてくださった方など、多くの皆さまの優しさに支えられた一日となりました。 今回は活動の様子をライブ配信する予定でしたが、予想以上の猛暑となり、スマートフォンが高温状態になってしまったため、安全を優先して途中で終了しました。 それだけ暑い一日でしたが、最後まで活動を続けてくださったボランティアの皆さんには心から感謝しています。 募金活動は、寄付を集めるだけではなく、私たちの活動や想いを知っていただく大切な機会でもあります。 実際に「頑張ってください」「応援しています」と声をかけていただく場面も多く、大きな励みになりました。 これからも、一人でも多くの方に活動を知っていただき、障がいのある方が安心してつながり、挑戦できる社会を目指して活動を続けてまいります。 暑い中ご協力いただいたボランティアの皆さま、そして募金にご協力くださった41名の皆さま、本当にありがとうございました。 今後も温かい応援をよろしくお願いいたします。 -
- 生活
- 精神障がい
- 発達障がい
- 感覚過敏
- 知的障がい
美容院、歯医者…「行けない」を一人で悩まず安心して利用するため
「髪を切りたいのに、美容院へ行けない。」 「歯が痛いけれど、歯医者が怖くて予約できない。」 知的障害や発達障害、精神障害、感覚過敏のある方の中には、美容院や歯科医院を利用することに大きな不安や苦痛を感じる人が少なくありません。 周りからは 「少し我慢すればいいのに」「みんな普通に行けるよ」 と言われてしまうこともあります。 しかし、それは決して「わがまま」でも「甘え」でもありません。障害特性によって、本当に大きな負担を感じている人がたくさんいます。 この記事では、美容院や歯医者が苦手な理由と、少しでも安心して利用するための工夫についてお伝えします。 美容院や歯医者が苦手な理由 感覚過敏が大きな負担になることがある 美容院や歯科医院には、多くの刺激があります。 ・ドライヤーや器具の大きな音・薬剤や消毒液のにおい・明るい照明・肌や頭、口の中を触られる感覚 感覚過敏がある人にとっては、こうした刺激が想像以上につらく感じられることがあります。 「我慢すればいい」という問題ではありません。脳が刺激を強く受け取ってしまうため、不安やパニックにつながることもあります。 何をされるか分からないことが不安になる 発達障害のある方の中には 「予定が分からない」「次に何をするのか分からない」 という状況に強い不安を感じる人もいます。 美容院でも歯医者でも「次は何をするのかな」と先が見えないだけで緊張してしまうことがあります。 過去の嫌な経験がトラウマになっていることも 子どもの頃に無理やり治療を受けた。美容院で怒られてしまった。泣いてしまい、周りの目が気になった。 そんな経験があると、大人になってからも苦手意識が続くことがあります。 少しでも安心して利用するためにできること 苦手なことを事前に伝えてみる 最近では、障害への理解を深めようとしている美容院や歯科医院も増えてきました。 予約時に ・発達障害があります・大きな音が苦手です・急な予定変更が苦手です・ゆっくり説明してもらえると助かります などを伝えることで、配慮してもらえる場合があります。「迷惑かな」と思わず、一度相談してみることも大切です。 写真や流れを事前に確認する 初めての場所は、それだけで緊張するものです。 ホームページで院内の写真を見たり、施術や診察の流れを確認したりすると、不安が軽くなることがあります。 家族や支援者と一緒に確認するのもおすすめです。 無理のない目標を立てる 「今日は予約だけする」「今日は美容院まで行ってみる」「診察室に入れたら十分」 そんな小さな目標でも構いません。できたことを積み重ねることで、自信につながっていきます。 家族や支援者ができること 「頑張って」はプレッシャーになることも 励まそうとして「大丈夫」「頑張ろう」と言いたくなることもあるでしょう。 でも、本人はすでに精一杯頑張っています。 だからこそ「怖いよね」「緊張するよね」と気持ちを受け止めてもらえるだけで安心できることがあります。 成功より「挑戦できたこと」を褒める 最後までできたかどうかよりも ・予約できた・入口まで行けた・椅子に座れた そんな一歩を認めることが、次の挑戦につながります。 少しずつ「理解してくれる場所」は増えています 近年は、障害への理解を深めようとする美容院や歯科医院も少しずつ増えています。 完全予約制にしたり、人が少ない時間帯を案内したり、ゆっくり説明をしてくれたりするなど、一人ひとりに合わせた対応を行うところもあります。 すべての施設ではありませんが、「障害があるから難しい」と諦める前に、相談してみる価値はあります。 理解してくれる人や場所と出会えたとき、「もっと早く相談すればよかった」と感じる方も少なくありません。 まとめ 美容院や歯医者が苦手なのは、決して弱さではありません。障害特性によって、不安や刺激を強く感じてしまう人はたくさんいます。 だからこそ、一人で我慢する必要はありません。家族に相談する。支援者に相談する。理解のある美容院や歯科医院を探してみる。 少しずつ自分に合った方法を見つけていけば大丈夫です。 「普通に利用できること」を目指すのではなく、「安心して利用できる方法」を見つけること。それが、自分らしく生活していくための大切な一歩になるはずです。 あなたのペースで、ゆっくり進んでいきましょう。 -
- 凸凹村農園プロジェクト
農業を知らなかった一人の挑戦が教えてくれたこと
「自分には何もできない。」 障がいがあると、そんな気持ちになってしまうことがあります。 仕事が続かなかった。人間関係がうまくいかなかった。何度も失敗して、自信をなくした。 「どうせ自分なんて…」 そう思ってしまう人は少なくありません。 でも、本当にそうでしょうか。 今回は、凸凹村で生まれた一つのプロジェクトを通して「人はきっかけ一つで変われる」というお話をしたいと思います。 きっかけは、一人の「本気」 凸凹村では、障がいのあるメンバー同士で、障がいの課題を解決するためのプロジェクトを進めています。 その中で、村岡さん(通称:畑番長)というメンバーがいます。 毎日のように畑へ行き、無農薬野菜の魅力を伝え、畑を広めるために行動を続けています。 決して順風満帆ではありません。断られることもあります。思うように進まないこともあります。 それでも諦めずに活動を続けています。その姿を見ていた人がいました。 「自分も何か作ってみたい」 その人は、障がいのある望月さんです。実は望月さんは、農業についてほとんど知識がありませんでした。 野菜の育て方も分からない。農家さんのことも詳しくない。そんな状態でした。 でも、畑番長の姿を見て「自分にも何かできることはないかな。」そう考えたそうです。 そして思いついたのが農業について学べるホームページ「農家ノート」を作ることでした。 分からないから、調べる もちろん最初から作れたわけではありません。 知らない言葉ばかり。専門用語もたくさん。 それでも、自分で調べる。分からなければ聞く。教えてもらう。また調べる。 その繰り返しでした。 「農業を知らない人」が少しずつ知識を積み重ねながら、一つのホームページを完成させていったのです。 大切なのは「やってみたい」という気持ち 障がいがあると、「何ができるの?」と聞かれることがあります。 でも、最初から得意だった人なんて、ほとんどいません。 大切なのは「やってみたい。」という気持ちです。 やってみたいと思ったから調べる。調べるから覚える。覚えるからできるようになる。 今回の農家ノートは、その積み重ねで完成しました。 「支援される側」だけじゃない 障がいがあると、どうしても「支援される側」と見られることがあります。 もちろん支援は大切です。でも、それだけではありません。 誰かの役に立つこともできます。情報をまとめる人。デザインを作る人。文章を書く人。動画を作る人。人を応援する人。アイデアを考える人。 畑を耕す人だけが、農業に関われるわけではありません。今回の農家ノートも、その証明の一つです。 「できること」ではなく、「やりたいこと」 凸凹村では、「あなたは何ができますか?」ではなく、「何をやってみたいですか?」を大切にしています。 やってみたいことがあれば、周りが応援する。分からないことがあれば、一緒に考える。一人では難しくても、みんなでなら前に進める。 そんな環境だからこそ、新しい挑戦が生まれています。 良い連鎖は、人から人へ 今回嬉しかったのは、ホームページが完成したことだけではありません。 一番嬉しかったのは、一人の挑戦がまた次の挑戦を生んだことです。 畑番長が動く↓望月さんが刺激を受ける。↓農家ノートが完成する。↓それを見た誰かが「自分も挑戦してみたい。」と思う。 こうして挑戦が連鎖していく。 私は、この連鎖こそが凸凹村の一番の魅力だと思っています。 障がいの有無ではなく、「人」を見てほしい 障がいがあるからできない。障がいがないからできる。 そんなふうに、人を決めつけることはできません。 障がいがあっても、学び続ける人がいます。挑戦し続ける人がいます。誰かの役に立ちたいと本気で考えている人がいます。 今回の農家ノートは、そのことを教えてくれました。大切なのは、障がいがあるかないかではなく「どんな想いを持って行動するか」なのだと思います。 おわりに もし今、「自分には何もできない。」そう思っている人がいたら、この話を届けたいです。 最初からできる必要はありません。農業を知らなかった人が、農業のホームページを作ったように、小さな「やってみたい」が、大きな一歩になることがあります。 そして、その一歩は、きっと誰かの勇気にもなります。 凸凹村では、これからも「誰かの挑戦が、次の誰かの挑戦につながる場所」をつくっていきたいと思っています。 あなたの「やってみたい」が、誰かの未来を変えるかもしれません。 ■関連プロジェクト ■望月さん作成の農家を学べる【農家ノート】 ■町田作成の畑を貸したい人と借りたい人を繋げる、畑マッチングサイト【畑つながり】 -
障害があるからこそ見つかる「自分だけの居場所」
「ここなら自分らしくいられる」 あなたにはそんな場所がありますか? 「職場では理解されない」「友達にも本音を話せない」「家にいても孤独を感じる」 障害や発達特性がある人の多くは、一度は「自分の居場所がない」と感じたことがあるのではないでしょうか。 でも、それはあなたに価値がないからではありません。 あなたに合う場所に、まだ出会えていないだけです。 居場所とは、無理をして合わせる場所ではない 「居場所」と聞くと、学校や職場、家庭を思い浮かべる人が多いかもしれません。 しかし、本当の居場所とは、ありのままの自分でいられる場所。 頑張って演じたり、無理に周りへ合わせたり、「普通」を目指し続ける場所ではありません。 失敗しても受け入れてもらえる。できないことがあっても否定されない。自分の考えや気持ちを安心して話せる。 そんな場所こそ、本当の居場所なのです。 なぜ障害者は居場所が見つかりにくいのか 周りに合わせようと頑張りすぎる 幼い頃から、「もっと普通に」「みんなと同じように」と言われ続ける人は少なくありません。 その結果、本当の自分を隠しながら生きることが当たり前になってしまいます。 しかし、自分を隠し続ける生活はとても疲れます。 そして、「どこにいても自分らしくいられない」と感じてしまうのです。 「普通」を目指してしまう 社会には「こうあるべき」という基準があります。 ・毎日働くこと・空気を読むこと・コミュニケーションが得意であること もちろん、それが得意な人もいます。 でも、障害や発達特性がある人はその基準が合わないことも少なくありません。それなのに「普通になろう」と努力し続けると、自信を失い、自分を責めるようになります。 本当に必要なのは、「普通になること」ではなく、自分に合った環境を見つけることです。 理解されない経験が多い 「怠けているだけ」「甘えている」「気にしすぎ」 そんな言葉をかけられた経験はありませんか? 理解されない経験が続くと「どうせ話しても無駄」と思うようになります。 すると、人との距離ができ、孤独を感じやすくなってしまいます。 居場所は作れる 「自分には居場所がない」そう思っている人へ伝えたいことがあります。 居場所は、最初から用意されているものだけではありません。自分で少しずつ作っていくこともできます。 例えば 趣味のコミュニティ ゲーム、読書、スポーツ、音楽、写真など。 共通の趣味があるだけで、自然と会話が生まれます。 オンラインコミュニティ 今はSNSやオンラインサロン、Discordなどで全国の人とつながれます。 外出が苦手でも、自宅から安心して交流できます。 地域活動やボランティア 地域イベントやボランティアに参加すると、「役に立てた」という実感が得られることがあります。 それが自信につながり、新しい人間関係も生まれます。 当事者コミュニティ 同じ悩みを経験した人だからこそ、「分かるよ」と言ってもらえる安心感があります。 自分だけではないと思えるだけで、心が軽くなることもあります。 凸凹村も、その一つの選択肢です 私たちが運営している凸凹村も「ありのままの自分でいられる場所」を目指しています。 障害の種類も、年齢も、働き方も関係ありません。 「働いている人」もいれば、「今は休んでいる人」もいます。 誰かと比べる場所ではなく「自分らしく生きる方法」を一緒に考える場所です。 交流会では「ここなら安心して話せた」「初めて自分を否定されなかった」「また来たい」そんな声をいただくことも増えてきました。 居場所は、一人で見つけるものではありません。人とのつながりの中で、少しずつ育っていくものなのです。 まとめ もし今「自分には居場所がない」そう感じているなら、覚えていてください。 あなたがおかしいのではありません。あなたに合わない環境で頑張り続けてきただけです。 居場所は必ずあります。そして、それは学校や職場だけではありません。 趣味でも、地域でも、オンラインでも、当事者コミュニティでもいい。あなたが「ここなら自分らしくいられる」と思える場所は、きっと見つかります。 焦らなくて大丈夫。あなたには、あなたにしかない居場所があります。 そして、その一歩として、凸凹村も選択肢の一つになれたら嬉しく思います。 自分らしくいられる居場所になるかも 話さなくてOK!顔出ししなくてOK! 気楽に参加できる、当事者限定のオンライン交流会、凸凹村交流会はこちら✨ 人のやさしさに触れられるボランティアも 群馬県内で月1回~2回開催している障害当事者も参加できる募金活動です。 参加した人たちからも「社会参加できてうれしい」「障害者のために募金してくれる人がこんなにいると思わなかった」「人のあたたかさに触れて泣きそうになった」「この世もまだ捨てたもんじゃないと思えた」といった声をいただいています。 -
- 交流会
第10回 凸凹村交流会レポート
~「助けられる側」ではなく、「社会を変える側」へ~ 本日、第10回となる凸凹村交流会をZoomで開催しました。 今回も全国から多くの方が参加してくださいました。 初参加の方、第1回から参加してくださっている方、チャットで参加された方など、それぞれが自分に合った方法で交流を楽しみました。 さまざまな障がい、さまざまな人生 今回の自己紹介では、それぞれの人生や想いを共有しました。 ADHD、ASD、双極性障害、パーキンソン病、身体障害など、障がいの種類はさまざまです。 趣味や仕事、日頃困っていること、これから挑戦したいこと…。 「障がい」という共通点だけではなく、一人ひとり違う人生を歩んでいることを改めて感じる時間になりました。 全国大会への出場が決まった方、仕事と両立しながら参加された方、新しく参加してくださった方など、多くの挑戦や前向きな話も聞くことができました。 今回最も盛り上がったテーマ 「ヘルプマーク」は本当に正しく使われているのか? 今回、参加者全員で最も活発に意見を交わしたのがヘルプマークについてでした。 最近ではSNSなどで 「ファッション感覚で身につけている」「若者同士の仲間の証として使われている」「外国人旅行者が優先してもらうためのライフハックとして紹介している」 そんな事例も話題になりました。 本来、ヘルプマークは外見からは分かりにくい障がいや病気を抱える人が、必要な配慮を受けるためのものです。 しかし、本来の意味が知られないまま広がってしまうことで、本当に助けを必要としている人が誤解される可能性があります。 「ヘルプマークだけでは伝わらない」という課題 交流会では「マークを見ても、どう助ければいいのか分からない。」という意見も出ました。 確かに、ヘルプマークは"助けが必要"ということは伝えられます。 しかし・席を譲ればいいのか・声をかけた方がいいのか・そっと見守ればいいのか までは分かりません。 参加者からは「もっと正しい理解を広める必要がある」という声が多く上がりました。 また、この課題を解決するために、新しいアプリの開発に取り組まれている参加者のお話も共有され、今後の可能性を感じる時間となりました。 感覚過敏についても情報交換 聴覚過敏についても話題になりました。 「映画館や花火大会の音が苦手」「周囲には理解されにくい」 という当事者の声に対し、参加者からは ・ノイズキャンセリングイヤホン・音を和らげるイヤープラグ など、実際に役立っている対策も共有されました。 一人では知らなかった情報も、交流会だからこそ知ることができます。 凸凹村は「挑戦が連鎖する場所」 交流会の最後には、凸凹村の今後の活動についてもお話しました。 群馬県で毎月行っている募金活動や、YouTubeライブ配信、有料コミュニティでのプロジェクト活動など、新しい取り組みが少しずつ広がっています。 その中でも特に皆さんにお伝えしたかったのは、「自分も地元で募金活動をやってみたい。」という凸凹村参加者の声でした。 誰かの挑戦を見て、「自分もやってみよう」と思える。それが凸凹村の一番の魅力なのです。 凸凹村が目指しているもの 凸凹村は、「障がい者同士で悩みを話す場所」ではありません。 障がいがある人同士が知恵を出し合い、課題を考え、社会をより良くするために行動するコミュニティです。 「障がい者は助けられる存在」ではなく、一人の人間として社会に貢献できる存在であることを証明したい。そんな想いで活動を続けています。 ご参加ありがとうございました! 今回もたくさんの学びと気づきが生まれた交流会となりました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。 次回も、初めての方も安心して参加できる交流会を開催します。 「話すのが苦手」「チャットだけなら参加できる」 そんな方も大歓迎です。 あなたのご参加を、心よりお待ちしています。 ■稼働中プロジェクト
Movieみんなの障がい動画
みんなの障がい動画は、障がいに関する基礎知識などを、動画でわかりやすくお伝えしていきます。
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【大人の障がい】躁鬱とは?動画で詳しく解説!
躁鬱とは? 躁鬱とは「双極性障がい」とも呼ばれておりうつ病とはまったく違う病気です。うつ病のような症状も出ますが逆に「躁」という活発的で無敵な状態になることもあり日や月によって正反対の自分になってしまうので「双極性」といわれています。 なぜこのような症状が起こるのかは、いまだ解明されていません。一つの可能性としては、脳内にある様々な情報を受け取って反応する機能が生活習慣の乱れやストレスにより正しく機能しなくなることが考えられています。 また躁鬱になる人には「肥満型」「循環型性格」が多く見られます。BMIが30以上になると認知機能が低下し脳構造も変化することが確認されているためです。循環型性格とは「おとなしい」とよく言われるような性格のことです。 ストレスを上手く外に発散できずため込みやすい方が躁鬱になりやすいといえます。人口の0.4~0.7%といわれており約1000人に4~7人とそれほど多くない障がいです。けれど、超ストレス社会と言われている現代この割合はふえていくかもしれません。 主な症状 その日や月、または年によって、とても活発的になる症状と、逆に動けなくなり自己反省的になるという真逆の症状が見られることが特徴です。活発的な「躁」の状態になると、つぎのようになります。 寝なくても元気で活動できる 初対面の人にも知人のように話しかける 電話やメールをたくさんしてしまう 人の話を聞けず、自分の話をたくさんする 頭がさえわたり、アイデアが多く出てくるが、最後までやり遂げられない 何でもできそうな気がする 買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む 性的に奔放になる 意欲や活動が低下する「鬱」の状態になると、つぎのようになります。 疲れやすく何もやる気が起きない 好きなことにも興味がなくなる 眠れない、または逆にどれだけ寝ても眠気がとれない 自分に価値がないと思う 鬱の状態になると、躁の状態のときに自分がやってしまったことも思い出して後悔に苦しめられます。躁のときはまわりを傷つけたり振り回したりしてしまいますが鬱のときは自分を傷つけてしまうので、早期治療が大事です。 ただ活発的な「躁」のときは、自分が「双極性障がい」だと気づけないのでまわりが声をかけて気づかせることが必要になります。 治療方法について 躁鬱とうつ病はまったく治療方法が異なるのでうつ状態が「躁鬱」の「うつ」によるものなのか、「うつ病」の「うつ」によるものなのか、見極めが重要になります。 躁鬱の治療には、症状に合わせて心理的な療法と薬物治療の2つが並行しておこなわれます。うつ病のような症状がひどく、あまりに自己反省的になる場合は「認知行動療法」をおこない、物事の受け取り方を正していきます。 また病気を受け入れ、コントロールできるように「眠りと気分の記録表」などをつかって、自分の精神の状態を正しく理解する「心理教育」をおこなうこともあります。 薬物治療では、症状を抑えるために気分安定薬と抗精神病薬を使用します。双極性障がいはとても再発しやすい病気なので多くの方は規則正しい生活を送るように心がけながら長期にわたって薬と付き合い続ける必要があります。 -
【大人の障がい】境界性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
境界性パーソナリティ障がいとは? 境界性パーソナリティ障がいは、「強いイライラ感」という神経症のような症状と、「現実が冷静に認識できない」という統合失調症のような症状があります。「神経症」と「統合失調症」の境界にある症状が現れることから、「境界性」と名前がついています。 境界性パーソナリティ障がいの患者は、一人でいることがむずかしく、人の気を引くために、自殺のそぶりをしたり性的に誘惑したりするなど、自己破壊的な行動が見られます。原因は明らかになっていませんが、遺伝的な要因と環境的な要因が考えられています。境界性パーソナリティ障がいの方は、もともと傷つきやすく繊細な気質なことが多く、さらに悪い環境が重なると、発症率がとても高くなります。 境界性パーソナリティ障がいは人口の約2%と少なくはない障がいで、若い女性に多いとされています。 主な症状 気分が急に変わること、感情のブレーキが効かないといった神経症的な症状と、自分が何者かわからないような空虚な気持ちをもつ統合失調的な症状が主にあります。この症状があると、つぎのようなことが起こります。 癇癪を起こす 自殺のそぶりや自傷行為をくりかえす 薬物やアルコールなどに依存しやすくなる 見捨てられることに強い不安を感じ、見捨てられないように必死に努力する 幸せを感じにくい 急に強い怒りを感じたり不安になったりする 強いストレスがかかると一時的に記憶がなくなることがある 治療方法について 治療方法は主に2つです。一つは、カウンセリングなどの精神療法と、症状を抑えるための薬物治療になります。精神療法は「認知行動療法」が主に使われます。まず行動面では、基本的な生活習慣を整えることから始めます。 認知面ではストレスや不安を感じた出来事をカウンセラーと話し合って、物事の受け取り方を変え、ストレスや不安への反応をへらしていきます。 あまりに症状が強い場合、症状を抑えるために薬物治療をおこないます。不安やストレス、睡眠障がいなど症状に合わせて、抗不安薬や気分安定薬が使われます。また最近では、オメガ3脂肪酸を含む栄養補助食品を服用することで、気分安定効果が得られ、症状が抑えられたことが確認されています。 -
【大人の障がい】回避性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
回避性パーソナリティ障がいとは? 回避性パーソナリティ障がいとは、人や社会との関わりに不安を感じ、すべて避けようとする障がいです。米国の調査によるとこの障がいを診断されている人は全体の2,4%とされており、男女による違いはありません。回避性パーソナリティ障がいは社交不安障がいやHSPとも似ていますが、大きな違いがあります。 まず、最も症状が強く、仕事や社会生活すべてに影響が出ているのが、「回避性パーソナリティ障がい」です。とくに、「すべてに不安を感じる」という大きな特徴があります。 社交不安障がいやHSPには、不安を感じる特定の人物や場面があります。 たとえば、「会議が不安だから避けたい」「今している仕事の、○○の部分が不安に感じる」「あの人から何か嫌な印象を受けるから避けたい」などです。 回避性パーソナリティ障がいは、「人生」「すべて」「今日あること全部」「会社にいる人全員」など、特定の場面や人物がありません。「自分以外はすべて敵」のように感じ、引きこもりがちになったり、その他の心の病にかかったりして、社会で生きづらくなります。 主な症状 障がいを診断する基準であるDMSー5には、つぎのような症状のうち4つ以上に当てはまると、回避性パーソナリティ障がいの疑いがあると診断されます。 批判や避難されたり、人から拒絶されることを怖がって、仕事に必要なことでも避ける。 相手に好かれていると確信できないと、仲良くできない。 恥をかかされたり笑われたりすることが苦痛で、家族や友達にもどこか遠慮する 人との関わりのなかで、一番に「相手に批判や拒絶されること」を考えてしまう 「何をしても無理だろう」と思い、人と関係をつくりたがらない 社会不適合だと感じたり、人よりも劣っていると思う。 失敗して恥をかくかもしれないと思って、新しいことをするのを異常なほどに避ける。 とくに、人との接触を回避しようとする「回避行動」がよく見られることが特徴的です。 治療方法について 自己愛性パーソナリティ障がいの治療は、人との関わりに対する不安や恐怖をへらし、自尊心を高めることが大切です。治療法には、「個人療法」と「集団療法」が用いられます。 個人の精神療法では、「精神分析的心理療法」が役立つことが多いです。精神分析的新療法は、カウンセラーと一対一でおこないます。 患者はカウンセラーにまず、なんとなく心に浮かんだことを何でも話します。今感じている悩みだけではなく、無意識に自分が何を感じているかを分析するためです。この一対一の療法を長期間ゆっくり繰り返して、自分の無意識の部分を知ったり、問題の解決策を見つけたりします。ただ、効果を感じられるのに、人によっては数年単位になることもあります。 つぎに、「集団療法」では、同じ障がいをもった人たちで話し合い、自身の障がいに気づくことから始まります。障がいによって起こっている悩みや問題を共有し、他人への共感力を身につけることも目的の一つです。 また、回避性パーソナリティ障がいで気分障がいやうつ傾向が見られるときは、症状を抑えるための薬物療法もあわせて、治療をおこないます。 -
【大人の障がい】自己愛性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
自己愛性パーソナリティ障がいとは? 自己愛性パーソナリティ障がいとは、「自分は誰よりも重要な存在である」と信じすぎて、 人間関係が上手くいかなかったり、生きづらく感じたりする状態のことです。この障がいと診断される人のうち、50~75%が男性だとされています。 他人に共感することができず、何よりも自分が特別で大切であると思っていることが大きな特徴です。自己中心的な行動をして、社会で上手く生きることができず、心の病にかかってしまう方もいます。 自己愛性パーソナリティ障がいの原因は、「生まれつきの気質」と「幼少期の環境」が考えられます。生まれつき自己愛が強く、共感性が低い気質であるお子さんはよくいますが、このような気質は大人になるにつれて落ち着く傾向があります。 けれど、子どものとき、何をしても怒られない環境や、逆に親が厳しく不自由すぎる環境、虐待を受けていたなど問題があった場合、自己愛性パーソナリティ障がいの発症率が高くなります。 主な症状 自己愛性パーソナリティ障がいは、「無感情型」と「過敏型」の2種類があります。無感情型は、周りの意見など全く気にせず、何を言われても、「自分は誰よりも特別だ」と考えて行動します。たとえば、仕事の営業成績で悪い結果が出たとしても、一番をとったかのようにふるまいます。さらに、自分以外の人を二番以下だと思い、見下す傾向があります。 そのため、周りからは「自己中」「威張っている」「虚言壁」と言われてしまうこともあります。過敏型は、周りの意見を気にしすぎて、行動することができません。けれど、過敏型も同じく、心の奥底では「自分は誰よりも重要な存在だ」と思っており、理想の自分がいます。 その理想の自分と現実の自分との違いに苦しみ、自己嫌悪することが多いです。また自分の意見を反対されることや、傷つくことを極端に避けようとします。「感情を表に出さない」「恥ずかしがり屋」「他人の反応に敏感」といった特徴が見られます。 治療方法について 自己愛性パーソナリティ障がいの治療法は、「個人精神療法」と「集団療法」があります。個人の精神療法では、「精神分析的心理療法」を使うことが多いです。 精神分析的新療法は、カウンセラーと一対一でおこないます。患者はカウンセラーにまず、なんとなく心に浮かんだことを何でも話します。今感じている悩みだけではなく、無意識に自分が何を感じているかを分析するためです。この一対一の療法を長期間ゆっくり繰り返して、自分の無意識の部分を知ったり、問題の解決策を見つけたりします。 つぎに、「集団療法」では、同じ障がいをもった人たちで話し合い、自身の障がいに気づくことから始まります。障がいによって起こっている悩みや問題を共有し、他人への共感力を身につけることも目的の一つです。 また、自己愛性パーソナリティ障がいで気分障がいやうつ傾向が見られるときは、症状を抑えるための薬物療法もあわせて、治療をおこないます。 その他特筆事項 自己愛性パーソナリティ障がいの治療には、ご自身が、「もしかしたら自己愛性パーソナリティ障がいかもしれない」と気づいていること、治したいと思っていること、「どのような自分でも受け入れる覚悟」が大事です。 -
【大人の障がい】演技性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、演技性パーソナリティ障がいについて詳しく紹介します。 演技性パーソナリティ障がいとは? 演技性パーソナリティ障害は、劇の役を演じているように感情や考え方を過剰に強く示したり、外見をつかって自分に注目を集めようとしたりするなどの特徴が見られる障害です。有病率は全体の2%以下となっており、発症のしやすさに男女の違いはありません。 演技性パーソナリティ障害の原因は明らかになっていませんが、「子どもの頃に家族から十分な愛情を得られなかった」「演技性パーソナリティ障害の家族がいる環境で育った」 など、養育環境が原因のひとつではないかと考えられています。 演技性パーソナリティ障害は、注目を集めるために、自殺未遂や脅迫をおこなうことがあり、危険が多い障害です。身体症状やそのほか精神疾患を合併している確率も高く、早期治療が必要です。 主な症状 演技性パーソナリティ障害は人の注目を集めるための行動が特徴的です。「ふしだらな格好をして人を誘惑・挑発する」「いつも特徴的な恰好をする」「自分に注目が集まっていないと不機嫌になる」「中身がないような話を重要なことのように話す」「作り話をする・出来事を誇張して伝える」「自分から騒動を起こそうとする」などの症状が多く見られます。 自己愛とは違っており、演技性パーソナリティ障害の患者は注目のされ方にこだわりがありません。自己愛が強い方は、人から賞賛されたい、人に好かれたいという欲求があります。 演技性パーソナリティ障害の患者は、批判されても嫌われていても、注目されていればいい、と考えて行動します。 また、人との関係が実際よりも親密だと思っていることが、ひとつの特徴です。具体的には、「知り合って間もない人を、かけがえのない親友と呼ぶ」「知り合い程度の関係でもハグをする」「何度か話しただけで、相手の職業や立場に関わらず下の名前で呼ぶ」このように、すぐに人と親密になろうとしますが、新しい人間関係に飛びつく傾向があり、親友と呼んだ人とでも人間関係が長続きしません。 治療方法について 演技性パーソナリティ障害は、自分の本当の感情に気づくことがないため、まず精神療法をつかって、自分の内面を正しく把握させる治療が中心になります。医師と患者のあいだで何度もカウンセリングをおこない、自分の本当の感情と劇的な行動が合っていないことに気づかせたり、劇的な行動をとらなくてもコミュニケーションをとれるように学習したりして、演技性パーソナリティ障害の症状を消失させます。この精神療法はじっくりと時間をかけておこなうため、治療が年単位になることがよくあります。 -
【大人の障がい】スマホ依存症とは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、スマホ依存症について詳しく紹介します。 スマホ依存症とは? スマホ依存症とは、心身に異常が起きているにも関わらず、スマホを手放せず、スマホに精神的に依存している状態のことをいいます。 「スマホが近くにないと不安を感じる」「着信や通知が気になって何度も画面を確認する」「人との関わりよりもスマホを優先する」「スマホに夢中になって睡眠がとれていない」以上に当てはまる方は、スマホ依存症の可能性が高いです。 スマホは依存しやすい性質を多くもっています。「知りたい情報をすぐに知ることができる」「着信や通知など反応がある」「飽きない」「どこでも気軽に持ち運びができる」という4つの要素が深く関係しています。 また、スマホ依存症は他の依存症とちがって、ずっとスマホをさわっていても罪に問われません。通勤中も食事中もスマホをさわっている人が多く見られるため、危機感なく、自覚もなく依存してしまいます。 主な症状 スマホ依存症の主な症状は、「脳疲労による機能の低下」と「体の発達や体調への悪影響」の2つです。スマホは深く考えることなく、大量に情報をインプットできるので、長時間スマホにふれると脳が疲れます。 脳が疲れると脳の情報処理機能全体が低下します。情報処理機能が低下すると、簡単に得られる快楽に流されやすくなるので、ますますスマホを見てしまい、脳疲労が激しくなるという悪循環が起きます。 脳疲労が激しくなり、前頭前野の働きが悪くなると、「うっかりミスが増える」「判断力・思考力・集中力が低下する」「感情をコントロールしづらくなる」などが症状として現れます。 「体の発達や体調への悪影響」としては、スマホを見ながら同じ姿勢を維持し続けることで、「肩こり」「腰痛」「猫背・巻き肩・ストレートネックなど姿勢の崩れ」が起きたり、 スマホの画面を見つめることで「ドライアイ」「眼精疲労」「スマホ老眼」など目の疾患にかかりやすくなったりします。 さらにブルーライトという強い光を浴びつづけることで、体内時計が狂い、睡眠が適切にとれない「睡眠障害」や、体調不良が続いて「うつ病」になる危険もあります。 治療方法について スマホ依存症は、「発達障害」や、そのほかの精神疾患が関わっていることもあります。そのため、スマホ依存症で病院を受診するときは、まず発達障害や精神疾患がないかを検査します。 発達障害や精神疾患が原因となっている場合は、原因の改善に向けて心理療法や薬物療法をおこないます。スマホ依存症への治療は、「認知行動療法」という心理療法を用いてスマホへの意識の改善、医師の指導による生活習慣の改善の2つを主におこないます。 スマホ依存症が重症の場合は、入院治療をおこなうことがあります。スマホから離れた環境で過ごし、規則正しい生活習慣を身につけたり、現実での人とのコミュニケーションを練習したりします。 その他特筆事項 スマホ依存症を治すには、スマホ依存を自覚し、治したいという強い意思をもつことが大切です。スマホに依存しているかどうかを確認するには、iphoneユーザーは「スクリーンタイム」 androidユーザーは「Digital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)」を設定から開いてみましょう。スマホの日・週・月ごとの使用時間や、アプリの使用時間を知ることができます。予想以上にスマホを使用していることに気づくかもしれません。 スマホ依存に気づいたら、「スマホ依存対策アプリの活用」「通知をオフにする」「少しずつスマホを使わない時間をふやす」「スマホ以外のストレス発散法を見つける」などで対策しましょう。 -
【大人の障がい】パニック障がいとは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、パニック障害について詳しく紹介します。 パニック障がいとは? パニック障害とは、理由もなく急に動悸やめまい、吐き気や手足の震えなどのパニック発作が起こり、日常生活に支障をきたす障害のことです。日本人の100人に1人が経験しており、男性より女性の方が発症しやすいことがわかっています。 パニック障害の原因は、「遺伝的要因」と「環境的要因」の二つが大きく関係しています。 強いストレスや不安、激しい疲れ、睡眠不足など不規則な生活習慣、遺伝的要因、性格などが原因となって、脳内の伝達物質の働きに異常が起こり、パニック障害が起こると考えられています。 パニック障害になりやすいといわれている人の特徴は、「ストレスをためこみやすい」「内気で人見知りが激しい」「まじめで完璧主義」「神経質でこだわりが強い」など、 もともと不安やストレスを感じやすい性質をもつ人です。 パニック発作は、就寝前などリラックスしているときや、寝ているときにも起こることがあり、パニック障害の患者は「いつ発作が起きるのか」という恐怖にも苦しみます。その恐怖や不安から、他の精神疾患を引き起こしたり、外出できなくなったりなど、社会生活に大きく影響します。 主な症状 パニック障害の主な症状は、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3つです。「パニック発作」は、極度の恐怖や不安を感じると起こる体の反応のことであり、だれでも特定の場面でパニック発作を経験します。しかし、パニック障害のパニック発作は、恐怖や不安を感じない場面でも体が反応します。 「動悸や息切れ」「めまい」「異常な発汗」「手足の震え」「自分は死ぬのではないかという不安」「逃げなくてはいけないと感じる本能的恐怖」などが症状として現れます。 パニック発作の症状は頻度によって「中等度」と「重度」に分かれて診断されます。「中等度」は少なくとも月に4回以上のパニック発作がある状態、「重度」は週に4回以上パニック発作がある状態です。 「予期不安」とは、このような体の反応が「また起こるのではないか」「いつ起こるのだろうか」「次はもっと苦しいかもしれない」「今度こそ死んでしまうかもしれない」と、 発作が起きていないときにも強い不安を感じるという症状です。この症状が原因で仕事をやめたり、引きこもりになったりするなど、環境に変化が現れることも症状のひとつです。 「広場恐怖」は、発作が起きた状況や場所、発作が起きても逃げ出せないような状況を極度に避けるという症状です。「同じ場所でまた発作が起きるのではないか」「この場所で発作が起きたら逃げられない」「この場所で発作が起きると誰にも助けてもらえない」 広場という言葉が使われていますが、広場だけではなく、一人の外出、自家用車やバスの乗車などにも過度な恐怖を感じるので、外出恐怖や空間恐怖とも呼ばれます。パニック障害の患者の全体の4分の3が「広場恐怖」を経験するとされており、広場恐怖の症状があると外出をおそれ、引きこもりがちになります。 治療方法について パニック障害の治療は、精神科や心療内科で「薬物療法」と「心理療法」がよく併用されます。 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、抗不安薬、抗うつ薬を使って、パニック発作を抑えることができます。 これらの薬の服用と一緒に心理療法をおこなうことが重要と考えられています。 心理療法では「認知行動療法」や「曝露療法」の効果が認められています。 薬を服用しながら、恐怖や不安を感じる場面をあえて経験し、発作が起こらないことを学習して、不安や恐怖がなくなることを目指します。 その他特筆事項 パニック障害は慢性化しやすく、再発しやすい障害のため、自分で予防することも大切です。「休養をとる」「生活習慣を整える」「適度の運動」「アルコールやカフェインを摂りすぎない」アルコールやカフェインは脳を刺激し、不安感を強めます。 ストレスや不安をためこんだり、不規則な生活を送ったりしていると、自律神経が乱れ、発作が起きやすくなります。心や体の調子を整えて、パニック障害を予防しましょう。 -
【大人の障がい】離人症とは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、離人症について詳しく紹介します。 離人症とは 離人症とは、解離性障害の一種であり、自分の意識や体が自分の物ではないように感じたり、物事がすべて現実ではないように感じたりする状態のことです。 離人症は人口の約2%に発生するといわれており、男女の割合は関係なく、10代から20代の発症が最も多いです。強いストレスや不安、激しい疲労、うつ病など精神疾患、違法薬物の使用などから引き起こされます。 脳科学の観点では、脳内のドーパミン物質の分泌が少ないと、離人症の症状につながりやすくなることがわかっています。離人症の症状は数時間で治まるものから、数日、数か月、重い場合は数十年にもわたって悩まされる方もいます。 主な症状 離人症の主な症状は「外界の見え方の変化」「感情の喪失」「自分の体への意識の変化」の3つです。 「外界の見え方の変化」の症状の現れ方は人それぞれであり、物や人が色あせて見える、物や人がぼやけて見える、ベールのように薄い膜ごしに物や人を見ているように感じる、夢を見ているように感じる、などです。 「感情の変化」は、感情が無くなったように思い、何かをしたりされたりしても、その意味をとらえることができなくなるという症状です。「自分の体への意識の変化」は、自分の体が自分の物ではなく、ロボットのように感じる、身体がまひしているように思う、自分の体の大きさや形がちがって感じる、自分のことを遠くから観察しているように感じる、などの症状があります。 これらの症状がありながらも、離人症の患者は「自分はおかしい状態だ」と気づくことができます。意識の混濁などはなく、妄想と現実の区別がしっかりついていることが、離人症の大きな特徴です。 治療方法について 離人症の根本的な治療法は確立されていません。そのため、精神科や心療内科では、「原因の除去」「心理療法」「薬物治療」などをおこない、離人症の症状を緩和することを目的とします。 強いストレスが原因の場合、ストレスを感じているものや環境から離れる、または問題の解決法を見つけることで、離人症の症状の改善を目指します。また、うつ病などその他の精神疾患から起こっているときは、うつ病など精神疾患の治療をおこないます。 心理療法には、認知行動療法や曝露療法などが用いられます。認知行動療法とは、物事のとらえ方を変えて、ストレスへの耐性を高める療法です。曝露療法とは、不安を感じる場面をあえて体験し、不安感に慣れていく療法です。 まずはカウンセラーと一緒に、不安を感じる場面を小さなことから体験し、少しずつ不安感をへらしていきます。しかし、離人症が心理療法で改善されることはむずかしく、多くは薬物治療が有効になります。薬物治療は、抗不安薬や抗うつ薬が主に使われます。"
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