eスポーツは収入になる?eスポーツの稼ぎ方やプロプレイヤーへのなり方
eスポーツは収入になる?eスポーツの稼ぎ方やプロプレイヤーへのなり方
好きなことを仕事にしたい。ハマっているゲームが収入になるといいと思う方は多いでしょう。近年注目を集めているeスポーツ。eスポーツは収入になるのか、eスポーツで収入を得る方法、eスポーツプロプレイヤーへのなり方を、これからeスポーツを始めようとしている障がい者の方へ解説します。
eスポーツで稼げる仕組み
eスポーツプロプレイヤーの平均年収は400万円程度だといわれています。けれど、稼げる方と稼げていない方の差は激しく、数千万円稼げている人から、あくまで副業として数万円稼ぐという方がいるなど、さまざまです。
eスポーツで収入を得るには、まずスキルを上げて、ゲームで実力者だと有名になる必要があります。それを前提として、5つの方法があります。
- eスポーツ大会で賞金を得る
- ゲーミングチームに所属して固定の給料をもらう
- ゲーム実況など動画配信で広告料をもらう
- イベントやメディア出演でギャラをもらう
- ゲームトレーナーとして指導料をもらう
eスポーツ大会で賞金を得る
eスポーツ大会の賞金は数十万円から数億円と規模によって幅広くあります。過去には「荒野行動」の大会で賞金総額2500万円が出されました。モンスターストライクでは賞金総額1万超え。
世界大会になると、賞金総額が数十億にもなります。日本ではあまり有名ではありませんが、Dota2というゲームの大会では賞金30億円以上が贈られました。
(世界大会といってもオンラインでおこなうので、日本にいても参加することが可能です。)
ただチームで参加するため、ひとりですべての賞金がもらえるわけではありません。それでも一人数千から数億稼ぐチャンスがあります。
ゲーミングチームに所属して固定の給料をもらう
eスポーツプレイヤーとして実力が認められ、有名になってくると、プロプレイヤーチームから声をかけられることがあります。
そのなかには毎月固定給をプレイヤーに出すチームもあるので、そういったチームに所属すれば、ゲームをしながら毎月、安定した給料をもらうことができます。
ゲーム実況など動画配信で広告料を得る
プロプレイヤーとまではいかなくても、ある程度、操作ができれば、Youtubeなど動画配信サイトでゲーム実況を投稿して広告料を得る方法もあります。
生放送で配信すると、スーパーチャットと呼ばれる機能があるので、視聴者から直接寄付を得られることも。けれど、ただゲームをしているところを配信するだけでは視聴者から評価を得られません。自分でゲームを面白く実況するか、実況役をほかの方に任せる必要があるでしょう。
人気の配信者になれば、月100万円以上稼ぐことができるようになります。
イベントやメディア出演のギャラ
eスポーツプロプレイヤーとして有名になると、TVや雑誌、ネット記事から取材の依頼が来て、出演料・取材料を得ることができます。
今eスポーツはどんどん注目度が上がっており、これからメディア出演依頼は増える可能性があります。さらに出演することによって、ますます有名になるとフォロワー数がふえたり、動画を見る人がふえたりするなど、広告料も上がります!
ゲームトレーナーとして指導料を得る
近年ではeスポーツを専門に教える学校や、就労継続支援B型や就労移行支援事業所にeスポーツを取り入れているところがふえてきました。
eスポーツを本格的に学んで将来的に収入を得たいという方もふえてきており、指導者が求められています。
eスポーツプロプレイヤーとして有名になると、講師をしてほしいという依頼が来ることもあります。単発の仕事であったり、継続して依頼があったりするなどさまざまですが、指導料を得ることも可能です。
eスポーツで稼ぐまでのステップ
毎日ゲームをプレイしている人は何百万もいて、その多くがeスポーツで生活してきたいと考えています。しかし、実際に稼いでいる人は一握りです。ゲームのプレイ時間だけではなく、そのほか才能であったり、指導者などが必要になります。
これからeスポーツを本格的に学んでいきたいという方へ、eスポーツで稼ぐまでのステップをお知らせします。
機材をそろえる
賞金額が大きい世界大会ではコンピュータゲームが多く使用されています。コンピュータゲームの場合はそれぞれ機器のスペックによって操作性が変わってくるので、よりスペックが高い機器をそろえる必要があります。
ゲーミングPC、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスなどがあります。
また身体に障害がある方もゲームをプレイできるように、サポートツールも販売されています。
参考記事
障がい✖eスポーツの可能性とは?障がい者はどうやってゲームを操作している?
ゲームをえらぶ
eスポーツといっても、サッカーや野球など実際のスポーツゲームのほかに、多くの種類があります。ぷよぷよやストリートファイター、フォートナイト、荒野行動などもeスポーツです。
eスポーツになったゲームはたくさんありますので、自分の好きなもの・得意な操作からゲームをえらびましょう。
プロのeスポーツプレイヤーを目指すなら、大きな大会が開かれているゲーム、知名度の高いゲームをえらぶ必要があります。
・リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)
・エーペックスレジェンズ(Apex Legends)
・グランツーリスモ
・ストリートファイターⅤ
・シャドウバース
・パズドラ
・モンスト
・ぷよぷよeスポーツ
・ドータ2(Dota2) など
ゲームのスキルを上げる
ゲームのスキルを上げるために、独学か、または施設などを利用してトレーニングをするかえらびましょう。
自宅でトレーニングする場合は長時間のゲーム利用に気を付けてください。ずっと同じ体勢をとっていたことで、健康上の被害が出ています。休憩を挟みながら、トレーニングしましょう。
独学が不安な方は施設の利用がおすすめです。就労移行支援事業所や生活介護、就労継続支援B型施設などにeゲームをとりいれた事業所がふえてきています。
事業所であれば、自分で機器を用意する必要はなく、ある程度高いスペックの機器がそろっています。さらに、プロの講師に教わることができる事業所も。
eスポーツを専門的に学びたい方は「ONEGAME」がおすすめです。eスポーツ専門、就労継続支援B型事業所、ワンゲームでは、eスポーツに関連するカリキュラムのみ受けることができ、プロの講師からスキルを学べます。
チームをつくる
eスポーツ大会はほとんどがチーム戦になります。実力を身につけたら、一緒に戦うメンバーを募集しなければいけません。
オンライン上で出会った人たちとチームになったり、事業所や専門学校などに通うのであれば、事業所内でチームをつくる可能性があるかもしれません。
また大会で好成績を出していると、チームに入らないかと声をかけてもらえることもあります。
大会に出場して成績を残す
eスポーツ大会は予選を勝ち抜いて初めて大会に出場できるものと、予選や成績など関係なく出場できる大会もあります。日本では「JCG CHALLENGE」が有名です。
まずは規模が小さな大会から参加して好成績をおさめ、世界大会を目指しましょう。
世界大会の多くはアメリカでおこなわれます。オンラインなので、日本中どこでも参加は可能です。ただ、タイトルや案内が英語表記になるので、ある程度、英語スキルは必要になるでしょう。
スポンサーと契約する
大会の優勝者だけではなく、成績が上位にある選手も企業からスポンサー依頼が届きます。
スポンサーになるには大会の好成績と、知名度が重要になってきます。SNSなどでeスポーツのプレイヤーであることをアピールして、多くの企業に注目される工夫をしていくことも求められます。
まとめ
eスポーツはこれからますます発展し、大会の賞金金額が上がっていったり、稼げる方法もふえてくる可能性があり、夢のある職業です。プロまでの道のりは長く険しいものですが、好きなことを仕事にできるチャンス。eスポーツを指導者から教わって、トレーニングをしたい方は事業所の利用を検討しましょう。
参考
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