就職事情
障がい者に人気のスキルと目指せる職業
障がい者に限らず、専門的なスキルを持っていると就職に有利です。
まず、どんな業種や職種でも役立つ資格として人気が高いのが、MOS(Microsoft Office Specialist)です。
これは、ワードやエクセル、パワーポイントなどマイクロソフトオフィス製品の活用スキルです。この資格は事務職全般に役立ちます。ただし、ワードやエクセルといったオフィス系ソフトを使いこなすまでのスキルではなく、企業ごとに用意されたフォーマットに入力できるスキルは持ち合わせていたほうが良いでしょう。もちろん、一般事務以外でも、パソコンができる人が歓迎される傾向にありますので、こうしたスキルを磨くことができる障害者職業能力開発校などで学ぶことも一つの方法です。
また、IT関連やWebデザインなどは、在宅勤務も比較的可能なため通勤を含め組織で働くことにストレスを感じている人にとっては人気の職業です。ITスキルやWebデザインなどのビジネススキルを身につけられる就労移行支援事業所もあります。就労移行支援事業所ではこうしたスキルだけでなくビジネスマナーの習得、就職活動のサポートなども可能です。
このほか、クリーニングや介護、経理やアパレル関係など、障害者職業能力開発校などでは、さまざまなスキルが習得できますので、まずは自分が興味あるもの、好きなものを見つけるのが先決です。