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てんかん
てんかんとは?
発作を繰り返し起こす脳の疾患です。 私たちの身体の細胞には、電気的な流れがありますが、脳はニューロンと呼ばれる神経細胞によって身体の各部位に電気信号を伝えています。 このニューロンが突然、激しい電気活動を起こすことで、意識消失や脱力、けいれんなどといった発作を引き起こすものです。
てんかんの原因
原因はさまざまですが、生まれた時の仮死状態や脳の損傷などが原因で起こるものを症候性てんかん、原因がわからないものを突発性てんかんと呼んでいます。
年代別では、3歳以下の乳幼児の発症が最も多く見られますが、学童、青年、成人いずれの年代でも発症の可能性があります。
近年は、高齢者で脳血管疾患が原因の発症が増えている傾向があります。
発作の症状や重症度は、過剰な電気活動が、脳のどの部位で起こるかによってさまざまです。 大部分は適切な抗てんかん薬の内服で発作をコントロールできますが、外科治療が必要となる場合もあります。適切な診断と治療を受けるためには、専門医の受診が重要となります。