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脳性マヒ
脳性マヒとは?
妊娠中から生後1か月までの赤ちゃんにおいて、脳に損傷が生じることで引き起こされる運動機能の障害です。進行性の病気や一過性の運動障害、知的障害とは違うものとして捉えます。
原因として、脳形成異常、低酸素脳症、感染症、脳血管障害、核黄疸などが挙げられますが、原因不明な場合も少なくありません。
脳性マヒの特徴
損傷した部位により、手足や顔の動きをコントロールできない「アテトーゼ型」、手足がこわばってスムーズに動かせない「痙直型」、バランスをうまく保てない「失調型」などに分類されます。
診断は問診、MRI、精密検査などで行われますが、生後3か月くらいまでは重症例を除いて診断はつきにくいといわれています。
根治療法はなく、マヒそのものを治すことは困難ですが、早い段階から動作の練習やストレッチングといったリハビリテーションを取り入れることで、日常生活動作の改善がみられるケースも多くみられます。 また、年齢や症状に応じて、薬物療法、ボツリヌス毒素療法、整形外科・脳外科的手術などを行う場合もあります。