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ジストニア
ジストニアとは?
自分の意思とは関係なく筋肉が異常に収縮し、うねるような運動や震え、姿勢の異常などが生じる神経症候群です。発症のメカニズムは解明されていませんが、脳からの指令の異常により、全身のあらゆる筋肉に発症します。
原因がよくわからないものを一時性ジストニア、脳の病気など何らかの疾患に伴い生じるものを二次性ジストニアと分類しています。さらに一時性ジストニアは、症状が出る部位により全身性と局所性に大別されます。
ジストニアの特徴
全身性ジストニアは、手や足に現れた不随意運動がほかの部位にも広がるもので、身体がねじれたり反り返ったりするといった姿勢の異常などが見られます。
局所性ジストニアは、身体の一部に不随意運動が起こるもので、両眼のまぶたが閉じてしまう眼瞼けいれんや首が傾いてしまう痙性斜頸などがあります。文字を書くときに手が震えてしまう書痙の多くもこれに含まれます。
治療は、症状によりさまざまですが、内服による治療やボツリヌス毒素療法、深部脳刺激術や末梢神経遮断術などがあります。