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ASD(自閉スペクトラム症)とは?診断や特徴、子どもへの対応について

ASD(自閉スペクトラム症)は、「コミュニケーションがうまく取れない」「人との関わりが苦手」「こだわりが強い」といった特性を持つ障がいです。この障がいには、かつて「自閉症」「アスペルガー症候群」「高機能自閉症」と呼ばれていた子どもたちも含まれます。 「子どもの発達に不安を感じる」「自閉症かもしれない」と思っているご家庭に向けて、ASD(自閉スペクトラム症)の診断基準や特徴を解説します。特に幼児期から小学校入学前の子どもにはどのような行動や困りごとがあるのか、またその対応方法についても詳しく説明します。   ASD(自閉スペクトラム症)とは ASD(自閉スペクトラム症)は、「対人関係や社会的なやりとりの障がい」と「こだわり行動」という2つの基本特性を持つ発達障がいです。ASDとは、自閉スペクトラム症の英語表記である「Autism Spectrum Disorder」の頭文字を取ったものです。ASD(自閉スペクトラム症)の基本特性について解説します。   対人関係や社会的なやりとりの障がい ASDの最初の基本特性は、「対人関係や社会的なやりとりの障がい」です。ASDを持つ人は、人との関わりが苦手で、社会的な場面での挑戦が継続します。彼らはしばしば場の空気を読み取ったり、比喩や皮肉を理解したり、相手の気持ちや暗黙のルールを理解することに難しさを感じます。また、言われたことを直接的に受け取る傾向があります。   こだわり行動 ASDのもう一つの基本特性は、「こだわり行動」です。ASDの人々は、物の配置や順序、自分のやり方に対する強い固執、あるいは特定の興味や関心の極端な偏りを示すことがあります。これらのこだわりは個々に異なり、その程度や種類も人それぞれです。 その他の特性として、手先の不器用さや感覚刺激への過敏や鈍さが見られることもあります。ASDは個々の人によって表れ方が異なるため、それぞれの特性や困りごとに合わせた支援や理解が重要です。   ASD(自閉スペクトラム症)の原因 ASDは、脳の障がいに起因するとされています。生まれつきの脳の機能に何らかの不具合があるために発生すると考えられており、親のしつけや育て方、本人の性格とは無関係であることが確認されています。   この脳の機能の不具合による障がいは完全に治ることはありませんが、対人関係や社会性の困難に対する配慮と、本人の特性に適した環境調整、そして療育・教育の提供によって、症状の改善や発達の促進が期待されます。特定の支援や理解が提供されることで、ASDの人々が可能な限り自立し、満足できる生活を送ることが目指されています。   『DSM-5』より「自閉スペクトラム症」に統合 『DSM-5』において、2013年以降、「自閉スペクトラム症」が診断名として採用されるようになりました。これにより、それまでの「自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障がい」などの診断名が統合され、境界なく連続したスペクトラムとして捉えられるようになりました。2022年に発刊された『DSM-5-TR』(日本語版は2023年)でも、「自閉スペクトラム症」が引き続き診断名として使用されています。 ASD(自閉スペクトラム症)の診断について ASDの特性は、生後2年目(12ヶ月〜24ヶ月)に見られることが多く、早ければ1歳半検診の時点で気づかれることもあります。しかしながら、ASDの特性が見られるからといって、それを確定的な診断とすることはできません。診断は医療機関でしか行うことができません。 ASDの診断は専門の医師や専門チームによって行われます。全ての病院がASDの診断を行うわけではなく、大学病院や総合病院、または専門的な診療を行う小児科、児童精神科、小児神経科、発達外来などが診断を行うことが多いです。 ASDの診断には、観察と評価尺度の使用、発達や行動の詳細な評価、家族や保護者からの情報収集などが含まれます。診断プロセスは個々の特性や発達の進行によって異なりますが、適切な支援や介入を提供するために重要です。 ASDの特性を持つ可能性がある場合は、専門医の診断と適切なサポートを受けることが早期介入の鍵となります。   ASD(自閉スペクトラム症)の診断基準 ASDの診断基準は、アメリカ精神医学会が発行している「DSM-5」(精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版)に記されています。以下は主な診断基準です。 特性による困りごとの存在: ASDの特性である「対人関係や社会的なやりとりの障がい」「こだわり行動」などによる問題が、複数の状況(学校や家庭など)で起きていることが求められます。 影響の大きさ: これらの特性が日常生活や社会生活において重大な影響を与えていることが必要です。例えば、学業の遅れ、社会的孤立、日常生活のルーチンの困難などが考慮されます。 継続性: これらの特性が少なくとも6か月以上継続していることが診断の基準として記されています。一時的な問題や一過性の行動パターンでは診断されません。 ASDの診断は、これらの基準をもとに専門の医師や専門チームが行います。具体的な診断プロセスには、問診、行動観察、心理検査や知能検査などが含まれ、診断が確定するまで数日にわたって評価が行われることが一般的です。 ASDの早期発見と診断は、早期介入や適切な支援を提供するために非常に重要です。診断が確定した場合、個別に合わせた教育的・行動的支援を通じて、ASDを持つ人々が可能な限り満足できる生活を送ることを支援することが目的とされています。   ASD(自閉スペクトラム症)の診断方法 診断方法の手順 問診: 初めに医師は保護者や家族から、子どもの日常生活や行動、発達の経過に関する詳細な情報を収集します。母子手帳、保育園や幼稚園の連絡帳、学校の通知表など、様々な記録やメモを持参することが推奨されます。これにより、日常生活での困りごとや特異な行動の発現を把握します。 行動観察: 医師や専門家が実際に子どもと接し、日常の活動や遊びの中での行動を観察します。ASDの特性である社会的な相互作用の困難さやこだわり行動の表れなどを直接確認することが目的です。 心理検査や知能検査: 次に、さまざまな心理検査や知能検査が行われます。これには、知能を測るための検査(例: WISC-IV 知能検査)、発達水準や認知機能を評価する検査などが含まれます。これらのテストは年齢や発達段階に応じて選択され、専門的な判断基準に基づいて行われます。 生理学的検査: 必要に応じて、生理学的な検査も実施される場合があります。例えば、脳波検査や遺伝子検査がその例です。これらの検査は、ASDの診断を補完し、他の医学的な要因を排除するのに役立ちます。 総合的な判断: 上記の検査結果をもとに、専門家チームが総合的な判断を下します。ASDの診断が確定するには、診断基準を満たしていることが必要です。一度の受診だけで診断が下ることは稀であり、通常は数日にわたる評価と検査が必要です。   ASD(自閉スペクトラム症)の治療方法 ASD(自閉スペクトラム症)の治療方法 ASDは、生まれつき脳の機能に何らかの不具合がある障がいです。そのため、完全に治るということはなく、子どもの特性に合わせた「環境調整」や「療育」といった方法により、困り事を軽減していくことを目指します。   環境調整 環境調整とは、ASDの子どもの特性に合わせて環境を調整し、困り事が起きないようにすることをいいます。 例えば急な変化に対応するのが難しくパニックになってしまうことのある子どもには、一日の予定を時計のイラストなどを用いて視覚的にわかりやすく伝える、ということがあります。 また、その場に合わせた振る舞いが苦手な子どもには、仕切りなどを使って場所を明確に区別する方法もあります。子ども部屋の中に段ボールなどで、「遊ぶ場所」「勉強場所」「おもちゃを片付ける場所」と明確に分けることで、子ども安心してそれぞれの作業を行うことができるようになります。   療育 療育とは、ASDなど障がいのある子ども一人ひとりの障がい特性や発達の段階に合わせて、対人関係や学習のサポートを行い、困り事の解消やスムーズな社会参加を促していきます。 療育を受けることができる場所としては「児童発達支援センター」や「児童発達支援事業所」などがあります。こちらは未就学の子どもが対象となっており、小学生~18歳までの子どもは「放課後等デイサービス」が対象となります。   ASD(自閉スペクトラム症)の子どもの特徴 子どものASDのサインや特徴的な行動について、特に発達特性が表れやすいと言われている1歳、2歳、3歳、就学前と年齢別に解説します。ただしそれぞれの年齢段階での行動特徴には個人差もあります。   ASD(自閉スペクトラム症)の子どもの年齢別行動特徴 生後~1歳の例 抱っこをいやがる あまり泣かない・あやしても笑わない ミルクを飲まない・偏食ぎみ 寝つきが悪い・すぐ目を覚ます など   2歳~3歳の例 発語や言葉が遅い 名前を呼んでも反応しない 人と視線をあわせようとしない ひとり遊びを好む 一緒に見てほしいものを指し示すことが難しい 触られることを嫌がる など   小学校入学前(4~6歳)の例 特定の順番で活動することや道順やものの位置などにこだわる 集団行動をするのが苦手 同年齢の友達とうまく遊ぶことができない(自分勝手な行動をとったり、状況を読むことができないなど) 同じ遊びを繰り返す ごっこ遊びが苦手 など   ASD(自閉スペクトラム症)の子どもへの対応方法 ASDの子どもはどんな困りごとが起こりやすいのか、その対応方法とあわせて解説します。   言葉での説明が伝わりづらい ASDの子どもの中には抽象的な言葉や言い回しの理解が難しく、注意の切り替えができなかったり、複数のことを同時にすることが苦手な子どももいます。例えば「手を洗ってから、おやつを食べる」といった、2つのことを一度に伝えようとすると、言葉を聞き逃してしまいます。   対応方法 短い文章で、1つずつ伝える 注意をひいてから伝える 具体的な言葉で伝える 視覚的に伝える など   時間を守ることが苦手 ASDの子どもは時間など目に見えない概念を理解することが不得意な傾向があります。そのため予定がいつ始まって、いつ終わるのかが分からないことで不安を感じることがあります。   対応方法 いつ、なにをするか作業の見通しを伝える 時計のイラストつきの予定表・タイマーなど、視覚的に伝える など   相手の気持ちや表情・身振り手振りが分からない ASDの子どもは表情や身振り手振り、視線などから、相手の状況を読むことや気持ちを理解することが苦手な場合が多いです。結果的に友だちを意図せず傷つけたり、集団行動を乱してしまうことがあります。   対応方法 表情だけではなく、言葉や動作なども交えて伝える あれ・それなど、代名詞は避ける ルールや指示は分かりやすく伝える など   光や音、温度、匂いなどに過敏に反応する(感覚過敏) ASDの中でも感覚過敏のある子どもは、音や温度、匂い、光など、感覚刺激に敏感に反応します。過敏な感覚がパニックやかんしゃくを引き起こす原因になることもあります。いっぽう、痛みなどには鈍感な子どももいます。   対応方法 装飾のない静かな環境を用意する 音や光など、感覚刺激の原因になるものを少なくする 騒がしい場所ではイヤマフや耳栓、フードをかぶる など   ここまでASDの子どもの困り事の傾向や対応方法を紹介してきました。そのほかにも、ASDの子どもは、さまざまな場面で困り事を抱えて不安を感じやすく、自己肯定感が育まれにくいといえます。 「1つのことに集中して取り組むことができる」「行動力がある」など、ASDの特性を子どもの個性ととらえることや、親や周囲の人が特性を理解し、ほめる機会を増やし、自信を感じやすい接し方をすることで達成感や安心感を得ることができます。 まとめ 子どものASDは、コミュニケーションの困難さや社会的な関わりの苦手さ、こだわりの強さなどの特性が見られます。しかし、ASDは明確な境界線がなく、診断が容易ではありません。 ASDが疑われた場合、早期に適切な支援やサポートを受けることが重要です。診断は専門医のチームによって行われ、問診や行動観察、心理検査など多岐にわたる検査を通じて行われます。 発達障がい、特にASDは、親のしつけや子育てによるものではなく、生まれつきの脳の特性に起因するものです。親や家族は自責の念にかられることなく、子どもの個々の特性を理解し、適切な環境を整えることが大切です。 周囲の支援や理解を得ながら、子どもの強みを見つけ、肯定的に支援していくことが、ASDを持つ子どもの成長と発達を促すための鍵となります。   参考 ASD(自閉スペクトラム症)とは?診断や特徴、子どもへの対応について|リタリコ 凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください!   凸凹村ポータルサイト   凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

子どもの学習障がい(LD)とは?特徴や教科ごとの勉強方法を紹介

学習障がい(LD)の子どもには、どのような特徴があるのでしょうか。学校生活が進む中で、授業やテストが本格化すると、「国語は得意だけれど算数がとても苦手」「文字は書けるけれど作文がどうしても書けない」など、知的な遅れは見られないものの、読み書きや計算など特定の分野で著しく遅れが見られることがあります。これらは学習障がいの可能性があります。 学習障がいを持つ子どもたちには、個別に対応した勉強法が必要です。例えば、視覚や聴覚を活用した教材を使ったり、短い時間で集中して学習する方法を取り入れることが効果的です。また、教師や保護者のサポートも欠かせません。子どもたちが自分のペースで学び、成功体験を積むことができるような環境を整えることが大切です。   学習障がい(LD)とは 学習障がい(LD)とは、知的発達の遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力のうち、1つ以上の習得・活用に困難を示す発達障がいのことで、LD(Learning ・Disorder)と略されることもあります。 医学的な学習障がい(限局性学習症/限局性学習障がい)の診断基準と教育的な学習障がいの定義は異なりますが、ここでは文部科学省の定義に沿って解説します。学習障がいの種類は主に3つに分類されます。   ディスレクシア(読字障がい) ディスレクシアとは、「字を読むことに困難がある障がい」の通称です。具体的な特性には以下のものがあります。 文字の読み方・形を認識するのが難しい:文字や単語を正しく読み取ることが困難で、読書に時間がかかります。 文章の理解が難しい:読んだ内容を理解し、意味を把握するのに苦労します。   ディスグラフィア(書字表出障がい) ディスグラフィアとは、「字を書くことに困難がある障がい」の通称です。具体的な特性には以下のものがあります。 文字の形を認識しづらい:正しい形で文字を書くことが難しく、誤字が多くなります。 視覚情報の処理が難しい:視覚から得る情報をうまく処理できず、書く内容の構成に困難を感じます。   ディスカリキュリア(算数障がい) ディスカリキュリアとは、「算数・計算、その場にないものを推論することが困難な障がい」の通称です。具体的な特性には以下のものがあります。 数を概念として捉えるのが苦手:順番に数えることはできても、数の概念や数量の理解が難しいです。 計算や数の操作が苦手:基本的な算数の計算が苦手で、数の関係やパターンを理解するのに困難を感じます。   学習障がい(LD)の原因 学習障がい(LD)の原因は分かっていません。目や耳、皮膚などさまざまな感覚器官を通して入る情報を受容し、整理し、関係づけ、表すという脳機能になんらかの機能障がいがあると考えられています。 学習障がいは生まれ育った家庭や環境、つまり、家庭でのしつけや育て方が原因ではありません。学習障がいのある子どもの特性や支援は一人ひとり異なります。環境を整え、学習方法を工夫することで困難を軽減することができます。   学習障がい(LD)の診断 学習障がい(LD)は、子どもが小学校に入学し、本格的に学習を始めることで判明することが多いです。保育園や幼稚園のころは、文字を書いても鏡文字になることが珍しくなく、計算や漢字もまだ習わないため、学習障がいの兆候があっても気づく機会が少ないのが一般的です。小学校に通うようになってから、以下のような特定の学習に困難を感じる場合は、発達障がいの診断ができる医療機関を受診することを検討すると良いでしょう。 似た文字をいつも間違える 数は数えられても計算ができない   受診の手順 相談窓口 どの医療機関を受診すれば良いかわからない場合は、かかりつけの小児科、発達障がい者支援センター、または自治体の障がい福祉窓口に相談します。発達障がいの診断は予約や紹介状が必要なことがあるため、早めの相談が重要です。 問診 受診後、最初に問診が行われます。どんな学習が苦手なのか、それまでの成育歴や既往症などを詳しく聞かれます。 心理検査 知能検査や発達検査などの心理検査が行われます。必要に応じて、脳波検査などで脳の疾患についても確認することがあります。 検査の進行 検査は一日で終わることはなく、数日に渡って行われることが多いです。 診断結果 すべての検査が終わった後、問診や各種検査の結果をもとに診断が下されます。 診断基準 医療機関で診断を受ける場合、『DSM-5(精神障がいの診断・統計マニュアル第5版)』に基づいて「限局性学習症/限局性学習障がい」という診断名がつくことが多いです。DSM-5は国際的に認知されている診断基準で、学習障がいの特性を詳しく評価するために使用されます。   学習障がい(LD)の子どもの特徴 学習障がい(LD)の「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力の障がいは、単独の場合もあれば、いくつか組み合わされていたり、それぞれ特性傾向の強弱があったりと、タイプは子どもによってさまざまです。 具体的にどのような特徴や困りごとがあるのか、教科やコミュニケーションなど項目別にチェックしてみましょう。   国語についての特徴チェック例 たどり読みになる、逐次(ちくじ)読みになる、行の読み飛ばしがある 読み間違うことが多く、文末などを適当に自分で変えて読んでしまう 読んでも、意味が理解できない 文字を思い出せない、思い出すのに時間がかかる 書き取りや、文章・作文を書くことが苦手 漢字の部首(へんとつくり)を間違う 「わ」と「は」、「お」と「を」のように同じ音(オン)の表記に誤りが多い 文章のルールが分からない(主語が抜ける、「てにをは」の誤りなど)   算数についての特徴チェック例 暗算ができない、計算のときに指を使わないとできない 算数の繰り上がり、繰り下がりが理解できない 九九を暗記しても計算に使えない 文章問題が苦手、分からない 算数の応用問題・証明問題・図形問題が苦手   コミュニケーションについての特徴チェック例 学習障がい(LD)には「聞く・話す」ことに偏りがあったり、苦手だったりします。そのため、コミュニケーションにおける困りごとを抱えている場合もあります。ADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)と重複していることもあります。 一対一だと話がスムーズにできるが、集団の中だと難しい 仲良くしたくても気持ちを言葉で伝えられずグループに入れない 相手の言うことが理解できない、仲間内のルールが理解できない 聞いたことをすぐに忘れてしまう、話す内容を思い出せない 話題が飛ぶことが多い、話したいことだけを話す 反語やシャレが分からない 相手の返事や表情に注意を払わない、その場の雰囲気を読むことが難しい   運動面などでの特徴チェック例 学習障がい(LD)の特性として、運動機能自体の問題はありません。しかし、頭で理解して体を動かすことが苦手な場合があり、運動のほか図画工作や書道なども苦手といった特徴があります。 全身を協調させて運動することや団体競技が苦手 基本的な動作がゆっくりな特性がある 指先が不器用なため、図画工作、書道など実技系の授業が苦手 学習障がい(LD)の子どもの勉強方法の工夫 学習障がい(LD)のある子どもが勉強につまづいていたり、困りごとがあったりする場合は、まずは家庭で、「どんなときに困っているか?」など子どもに直接聞いてみることが大切です。 また、家庭から見た子どもの様子を含めて、何に困っているのか具体的に確認した上で、勉強方法の工夫をすることが必要です。以下、具体例をご紹介します。   ディスレクシア(読字障がい)の工夫例 定規・厚紙シートを利用する 飛ばし読みをしてしまう場合には、定規を当てるとうまく読めるようになることもあります。定規を適当な位置に置くことが難しい場合は、厚紙を工作して一行だけ見える窓つきシート(縦書き用・横書き用など)を当てて読むと効果的です。 まとまりごとに“/”を入れる 一文字ずつたどたどしく読む場合には、教科書の文章を、文節や言葉のまとまりごとにマーカーで“/”を入れると、言葉のまとまりを意識しやすくなります。 絵本を読む 絵本は絵をヒントに内容がイメージしやすく、音読することで、文字と音と意味が合致します。 読みやすい書体にする タブレットやスマートフォンの表示を、教科書体など、読字しやすいフォントにしておくことで読みやすさを補助します   ディスグラフィア(書字表出障がい)の工夫例 マス目は大きめ・十字の補助線入りのノートを使う 平仮名や漢字を構成する部品・パーツを意識・認識することが苦手な場合には、文字の形を分かりやすくすることが必要です。例えば文字をパーツごとに分けて、なぞり書きするところから始めるのも工夫の一つです。 そのほか1行8~4マスなどマス目が大きく、十字の補助線入りのノートを使うことで、文字を上下、左右のパーツで捉えやすくなるため、文字を書きやすくなることもあります。 漢字の「意味」が分かることを最優先にする 漢字の練習をする場合は、まず漢字を見て意味が分かるようにすることが必要です。次に読めること、そして書けることという順番で、「読み」と「書き」に分けて取り組むと文字を認識したり、書いたりすることのトレーニング効果があります。   ディスカリキュリア(算数障がい)の工夫例 さまざまな物の数を数える すぐに計算に取り組むのではなく、まずは「家族とお菓子を分ける」「レシートとおつりが合っているか確かめる」など、日頃の生活上で数に結びつくことを身につけると、数字を理解することの第一歩になります。 九九の表を子どもがつくる 九九の暗算では、「聞く力」の弱い子どもには、「しはさんじゅうに(4×8=32)」というような暗記法より、「よんはちさんじゅうに」など通常の数字の読み方で覚えたり、表を自分でつくって書いたりする方法があります。   学習障がい(LD)のある子どもが活用できる教材 学習障がい(LD)のある子どもが勉強する際の教材や学習サポートについては、子どもの特性に合わせてICTを活用するなどの方法があります。以下、教材の活用例をご紹介します。   デジタル教科書を利用する 2020年度からタブレット端末などを利用する「デジタル教科書」の導入が小中高校でスタートしました。読み上げ機能、文字の拡大表示機能、フリガナ機能、ハイライト機能などがあり、子どもの特性に合う機能や設定にすることでより効果的に学習ができるようになります。   タブレット学習 WEBにある学習障がいの小学生向けの無料教材を活用することもできます。そのほか、キーボード入力や手書き入力することで、正しい漢字の書き方を学んだり、ノートをとったり、テストを受けたりすることもできます。   デジタルカメラを活用 板書をノートに書き写すのが苦手な場合、黒板の文字をデジタルカメラやタブレットで撮影し、帰宅後にそれを見ながらゆっくりと書き写すなども工夫の一つです。カメラやタブレットなどを持ち込む場合は、事前に学校の先生と相談しておきましょう。   そろばん・計算機を使う 数を数えるときに指を使う子どもは、自分なりの工夫で指を使っていると考えられます。その場合、例えばそろばんを提案して活用することもできます。そのほか、計算そのものの勉強ではないときに計算機を使うなど、負担を減らすことも工夫の一つとして挙げられます。   学習障がい(LD)のある子どもへの支援方法 前章で解説した「勉強方法の工夫」以外でできる支援(手助け)の方法について解説します。ここでは学習障がい(LD)のある子どもが受けることができる、学校での支援について紹介します。   学校と合理的配慮を相談する 合理的配慮とは「障がいのある子供に対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの」とされています。 引用:文部科学省「障がいのある子供の教育支援の手引」20ページ この場合の「障がい」は診断のあるなし関わらず、学校生活や学習に困難がある状態を指します。学習障がい(LD)の合理的配慮の例としては、プリントに書かれている文字を大きくする、フリガナを振る、音声読み上げソフトを使用するなどがあります。また、テストを別室で受けさせてもらう、テスト時間を伸ばしてもらうなども合理的配慮の例として見られます。   合理的配慮を希望する場合は相談する 先ほど紹介したデジタルカメラやタブレットなどの学習をサポートする電子機器やツールなどの学校での使用許可をもらうことも、合理的配慮といえるでしょう。 他にも、学習障がい(LD)による学習の遅れなどで自尊感情が下がっている場合に、成功体験を増やすような活動を促したり、相談や休憩できる場所を作るなどの取り組みもあります。 合理的配慮は学校と相談しながら進めていきます。子どもにどういった配慮が必要か、学校として実現できるかなどを含めて具体的な取り組みを決めていきます。 合理的配慮を希望する場合は、まずは担任や学年主任、スクールカウンセラーなどに相談するようにしましょう。   通級指導教室に通う 通級指導教室とは、障がいのある子どもに合った授業を受けることができる制度です。普段は通常の学級で授業を受けていますが、通級指導教室の時間だけ別の授業を受けることになります。 学習障がいも通級指導教室の対象となっており、苦手な学習に対して専門的な指導を受けることができます。 通級指導教室はすべての学校に設置されているわけではなく、在籍校にない場合は、通級指導教室の時間だけ他の学校に移動するといったこともあります。 通級指導教室の申請は自治体により異なる場合がありますので、まずは在籍校の担任や学年主任、スクールカウンセラーなどに相談してみるといいでしょう。 まとめ 小学生の学習障がい(LD)は、知的な遅れはないものの、読み書きや計算など特定の学習課題において顕著な遅れが生じることがあります。もし子どもが学習障がいかもしれないと感じた場合、学校のスクールカウンセラーや地域の公的専門機関に相談し、必要に応じて検査や診断を受けることが重要です。 診断が出なくても、相談を通じて子どもの困りごとに合わせた勉強方法や支援策を見つけることができます。保護者と学校、専門機関が連携し、子どもの生活や学びの環境を整えることが、彼らの生きづらさを軽減し、成長を促すために重要です。   参考 子どもの学習障がい(LD)とは?特徴や教科ごとの勉強方法を紹介|リタリコ 凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください!   凸凹村ポータルサイト   凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ凸凹村「村長乙武洋匡の対談部屋」心のバリアフリー パート②公開!

障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ「凸凹(でこぼこ)村」が始動! 凸凹村企画のひとつ「村長乙武洋匡との対談」も配信開始しています! 第二回目のゲストは、車椅子インフルエンサーの中嶋涼子さんです! ぜひご覧ください✨   動画はこちら! ▽【乙武村長の対談部屋】中嶋涼子さん 心のバリアフリー パート②「こんな条例があったらいいのに!?もっと自由になれ、日本」 https://youtu.be/3bR2Avg-rLY?si=hG5m_kddyltN0s-v   ▽凸凹村チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCMKAJ0ubTahL7E22gcwPVHg   凸凹村とは? 障がい者の方達が自由な交流と、みんなで課題解決を行う新しいコミュニティ、 それが「凸凹村」です。 凸凹村プラットフォームでは、自分の村を立ち上げて同じ仲間を集めたり、話したいテーマについて深くお話したりすることが可能です。また、課題を解決するプロジェクトを立ち上げたり、クラウドファンディグで資金を募ることもできます。村民登録、宜しくお願いします!   ▽凸凹村はこちら https://dekobokomura.net/   凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください! 凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)とは?その特徴と対応方法

以前は、言葉や知的発達に遅れがない場合、「アスペルガー症候群」という名称が用いられていました。しかし、アメリカ精神医学会発刊の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)において、自閉的特徴を持つ疾患が統合され、2022年発刊の『DSM-5-TR』では「自閉スペクトラム症(ASD)」という診断名になりました。本記事では、この新しい診断名を使用しています。   アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の特徴 アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の特徴には、次のような点が挙げられます。遠回しな表現や比喩を使った表現、表情や仕草から相手の感情を読み取ることに困難さがあるため、自分の話ばかりしてしまったり、相手が傷つく言葉を悪気なく伝えてしまったりすることがあります。また、一度決まったルーティンが崩れたり、新しい環境に適応する必要が生じたりするなど、変化に対する抵抗が強いとも言われています。   知的発達や言語発達の遅れがないため発見が遅れやすい 知的発達や言語発達に遅れがないため、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)は発見が遅れやすいという特徴もあります。幼少期からアイコンタクトの少なさや気持ちの共有がしにくいといったコミュニケーションの取りにくさを感じることはありますが、発達的な課題があることに気づかれにくいのです。 また、表面的な言語的コミュニケーションを取ることができ、学力的にも問題がない場合が多いため、大人になるまで診断がつかないこともあります。   アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)の原因と早期療育 アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の原因は明確には分かっていませんが、先天的な遺伝的要因が素因として考えられています。これが胎児期や出生後に脳や心身の発達過程で様々な環境要因と相互に影響し合い、結果として脳機能障がいとして現れると言われています。   近年、発達が気になるお子さまへの早期療育を行う例が増えてきています。早期から介入し療育を行うことで、特性自体を治療することは難しいものの、いじめ、不登校、抑うつなどの二次的な問題を予防することができると言われています。このような早期療育は、特性の理解と適切なサポートを通じて、子どもたちがより良い生活を送るための重要な手段となっています。   アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の特徴 アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)には、「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」と「特定のものや行動における反復性やこだわり、感覚の過敏さまたは鈍麻さ」などの特性があります。   社会的コミュニケーションの困難 ASDの人々は、会話自体は問題なくできるものの、行間を読むことが苦手な傾向があります。そのため、言葉を文字通りに受け取り、人の発言を勘違いしやすく、傷ついてしまうこともあります。具体的な特徴として、曖昧なコミュニケーションが苦手だったり、その場にふさわしい話し方ができない場合があります。また、複数の人がいる場面で誰に対して発言しているのか分からなかったり、相手や環境の変化に気づかないことがあります。   対人関係の困難 場の空気を読むことや相手の気持ちを理解し、それに寄り添った言動が苦手な傾向があります。そのため、場にそぐわない言動をしたり、自己中心的と思われたり、意図せず相手を傷つけてしまうことがあります。このような特性から、対人関係を上手に築くことが難しくなることがあります。   こだわりが強い 一旦興味を持つと過剰なほど熱中し、他のことが目に入らなくなったり、自分の興味のあることをずっと話し続ける傾向があります。また、法則性や規則性のあるものを好み、異常なほどのこだわりを見せることがあります。これらの法則や規則が崩れることを極端に嫌うため、ルールや予定が変更になると混乱することもあります。しかし、この特性は強みとして活かすこともでき、興味のある分野では大量の情報を記憶し、詳細に説明できる人も多くいます。   感覚の偏り ASDの人々には、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚のどれかが非常に過敏な「感覚過敏」が多く見られます。例えば、服の肌触りや匂いにこだわり、いつも同じ服を着たがったり、ザワザワした職場や教室で過ごすことに苦痛を感じたりする場合があります。また、食事において偏食があり、強い匂いのする食べ物が苦手なこともあります。このように感覚に対する強いこだわりがある場合があります。   アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)によく見られる行動リスト アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の特徴として、以下のような行動がよく見られます。 相手の反応や状況を察することが難しい 表情や声のトーンから感情を読み取ることが難しい:相手の気持ちや感情を表情や声のトーンから読み取ることが苦手です。 発言が一方的 交互に話すことができない:会話のキャッチボールが苦手で、自分の関心のある話を一方的にし続けてしまうことがあります。 大人との会話を好む 大人との会話を好む:同年代の子どもよりも、自分に合わせて会話を進めてくれる大人との会話を好む傾向があります。 言葉の裏の意味や曖昧な表現が分からない 皮肉が分からない:例えば、皮肉を言われても理解できないことが多いです。「最近どう?」といった曖昧な質問の意図が分からないこともあります。 特定のものやことがらにこだわる 変化に対する不安や緊張:想像力を巡らせることが苦手なため、ちょっとした変化に不安や緊張を感じ、いつも通りであることにこだわることがあります。 ものの形や図柄が変わらないものを好む 一定のパターンや規則性を好む:駅名や国旗などの変わらないものが好きです。自分なりのルールに従ってミニカーを並べるなどの遊びを好むこともあります。 同じ動作を繰り返す 反復的な動作:体を揺らす、クルクル回るなどの動作を繰り返します。また、ルールに対して非常に厳格で、柔軟に対応するのが難しいです。   これらの行動は、ASDの人々が日常生活で直面する典型的な課題や特性を反映しています。理解とサポートを通じて、彼らがより良い生活を送るための助けとなることが重要です。 アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の大人と子どもの症状の違い アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の症状は、大人と子どもで多くの部分が共通しています。症状は子どもの頃から持続し、大人になると社会的な状況や求められるスキルの変化により、その影響が異なる形で現れることがあります。   子どもの症状 コミュニケーションや対人関係の困難:友達がなかなかできなかったり、曖昧な表現や皮肉が理解できず、相手の気持ちを読み取ることが難しいため、いじめの対象になることがあります。 こだわり行動:特定のルーティンや活動に固執し、新しいことや変化に対して強い抵抗を示すことがあります。 支援と環境:学校では授業や宿題などのルーティンが決められており、周囲の大人からのサポートもあるため、彼らの特徴が目立ちにくい場合もあります。   大人の症状 就職活動や仕事での困難:大人になると、上司や部下、同僚とのコミュニケーションが増え、場の空気を読んだり、相手の発言の裏にある意図を理解したりするスキルが求められるようになります。これが苦手なため、職場での対人関係で問題が生じやすくなります。 対人関係の問題:子どもの頃から持っていた対人関係の困難さが、大人になってからの職場や社会生活で顕著に現れ、悩みの原因となることがあります。 診断の遅れ:大人になって初めて対人関係の問題に気づき、医療機関を受診して診断を受けるケースも多く見られます。   子どもと大人の違い サポートの有無:子どもは学校や家庭でのサポートを受けやすい環境にある一方、大人になるとサポートを受ける機会が減少し、自分自身で対処しなければならない場面が増えます。 求められるスキルの変化:子どもの頃は決まったルーティンの中で生活できることが多いですが、大人になると柔軟な対応や高度なコミュニケーションスキルが求められるようになります。   以上のように、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の症状は大人と子どもで共通する点が多いものの、年齢による社会的な要求や環境の違いにより、その影響が異なる形で現れることが多いです。   アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の子どもとの接し方 見てすぐ分かる環境に整える 漠然とした空間や時間の把握が難しいお子さまには、視覚的に理解しやすい環境を整えることが効果的です。イラストや写真を使って手順や1日のスケジュールを明確に示したり、空間を目的に合わせて仕切ったりすることで、何をする場所なのかが分かりやすくなり、行動しやすくなります。 指示は短く具体的に 抽象的な表現ではなく、具体的な言葉で指示を出すことが重要です。「ちゃんと片づけてね」ではなく、「車を箱に入れて」と具体的に伝えると、お子さまが何をすればよいか分かりやすくなります。また、「走らない」ではなく「歩こう」のように、否定形ではなく肯定形で指示を出すと、適切な行動が理解しやすくなります。 注意を引いて、事前に伝える コミュニケーションを取る際には、お子さまの注意を引くことが重要です。肩を叩く、目を合わせるなどしてから話しかけると、伝えたいことを確実に伝えやすくなります。口頭だけでなく、視覚的なサポートを併用することも有効です。 できる行動に着目し、できない行動は事前・事後の関わりを工夫する 対人コミュニケーションが難しいお子さまには、具体的な行動の手本を示すことが大切です。うまく行動できた時には、すぐにほめるなど、その子にとってうれしいと感じる場面を増やすことで、行動の定着が促されます。現時点でできていることを積極的にほめたり、難しい行動を段階的に促すなどの工夫をして、周りとのスムーズなコミュニケーションをサポートします。   実践例 視覚的な支援:毎日のスケジュールをイラストで示したカレンダーを作る。たとえば、朝のルーティン(顔を洗う、歯を磨く、朝食を食べる)をイラストと一緒にリストにして掲示します。   具体的な指示:片づける時には「おもちゃを棚に置いて」と具体的な動作を示します。行動を促すときには「手を洗おう」と具体的な動作を肯定的に伝えます。   注意を引く方法:話しかける前に肩を軽く叩いて注意を引き、「これから話すよ」と目を合わせて伝えます。視覚的な支援として、重要な指示はイラスト付きのメモに書いて渡すことも有効です。   成功体験の強化:お子さまができた行動について、すぐに「よくできたね」と具体的にほめる。たとえば、「今日、おもちゃをちゃんと片づけられてすごいね」とほめることで、行動が定着しやすくなります。   このような接し方を心がけることで、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)のお子さまが安心して生活できる環境を整え、よりスムーズにコミュニケーションを取れるようサポートすることができます。   アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の治療 現在のところ、アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)の症状を根本的に治療することはできません。しかし、トレーニングによって本人のコミュニケーション能力を高めたり、周囲からのサポートによって困難さを減らすことはできます。子どもの頃に受けるそういったアプローチのことを「療育(発達支援)」と呼んでいます。   「療育(発達支援)」とは言葉や身体機能など発達に遅れの見られる子どもについて、生活への不自由をなくすよう専門的な教育支援プログラムにのっとり、トレーニングをしていくことを言います。また、大人になってからはSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)と呼ばれる対人関係をうまくおこなうための社会生活技能を身につけたり、障がいの特性を自分で理解し自己管理をするためのトレーニングを受けることがあります。   また、対人関係などの悩みにより眠れなくなったり、抑うつ的になったりした際には、それらの二次的な症状を緩和させるために薬物療法が用いられることがあります。ただ、薬には副作用やその人ごとに合う合わないがあります。そのため低年齢の子どもの場合はより慎重に進めるべきという専門家もいます。主治医の先生と信頼関係を築き、よく相談した上で服薬していけるとよいでしょう。 まとめ アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)にはさまざまな症状がありますが、その症状には個人差があります。早期にそれらの特性に気づき、一人一人に合った環境をつくること、苦手なことの対応方法を工夫して、特性を強みとしながら、その人らしい生き方を考えていきましょう。理解とサポートを通じて、ASDの方々がより良い生活を送れるよう、共に歩んでいくことが大切です。   参考 アスペルガー症候群(ASD/自閉スペクトラム症)とは?|LITALICOジュニア 凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください!   凸凹村ポータルサイト   凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

睡眠改善のプロフェッショナル 小西悟氏にインタビュー!睡眠改善メソッドを通じた健康と幸せのサポート

この度は、睡眠改善サロン ボンヌール 小西悟様にインタビューをさせていただきました!小西様は、これまでのキャリアで多岐にわたる職種を経験し、特に睡眠不足やストレスが原因で何度も病気と戦ってこられました。   そんな中、睡眠改善メソッドとの出会いをきっかけに体調を回復し、現在は睡眠改善を通じて皆さまの健康と幸せをサポートする活動に力を注いでいらっしゃいます。本稿では、小西様がこの活動を始められたきっかけや思い、今後の展望、そして皆さまにお伝えしたいことについて詳しくお話しいたします。 ぜひ、最後までお読みいただき、小西様の情熱と取り組みをご理解いただければ幸いです。   睡眠不足やストレスにより「うつ病」を5回も発症 私は1983年にある企業に入社し、研究、営業、総務など、37年間にわたり様々な職種を経験しました。この間、睡眠不足やストレスにより「うつ病」を5回も発症し、そのたびに休職を余儀なくされました。 4回目の発症時には「双極性障がい(躁うつ病)」と診断され、最後の5回目は嘱託契約中に発症し、契約期間内に復職できず、結局は不本意ながら退職することになりました。   その後も長らく体調が回復せず、苦しい日々を送っていました。そんな時、睡眠改善メソッドという最高最強の睡眠改善・体調改善方法を知り、実践することにしました。その結果、体調が改善し元気に活動できているため、本当に睡眠改善メソッドに出会えて良かったと思っています。   第二の人生のミッション また、私の息子は重度の自閉症であり、幼少期から特別支援学校にお世話になりました。いろいろありましたが、家族みんなで支え合いながら彼を育ててきました。この経験から、うつ病を患いながら復職を目指す方やそのご家族、さらには精神的に辛い状況にある方や障がいをお持ちの方々とそのご家族に寄り添い、支援していくことを私の第二の人生のミッションとして掲げています。   ですので、睡眠に関するお悩みや相談はもちろんのこと、その他にも何かお困りのことがあれば、遠慮なくご連絡ください。いつでもお話をお聞きします。また、下記にQRコードを示しますが、公式LINEに登録していただければ、特典情報の提供や情報交換をさせていただきますので、皆様のご登録をお待ちしております。 支援を必要としている方に知って欲しい 現在活動をしていますが、ターゲットとしている方にリーチできていません。睡眠関連のブログから集客をしていましたが、今年に入ってからは人づてを中心に変更して取り組んでいます。SNSだけの場合に比べて集客は多少前進していますが、まだまだ十分ではありません。   多くの方からの相談を募集中 コミュニティで行うフェスやマルシェでの集客も試みていますが、まだまだ不十分です。特に、ミッションに掲げているうつ病や障がいをお持ちの方にリーチできていません。もちろん、こういった障がいをお持ちの方だけが対象ではないですが、集客面でなかなかうまくいっていません。   また、公共の機関(市、区、支所、社会福祉協議会、PTA協議会)、地域コミュニティ等へ活動のチラシを配布し、面談での説明要望等を昨年後半に実施しました。一部の社会福祉協議会関係では、2か所の老人福祉センターでセミナーを実施しましたが、これもまだ十分とは言えません。   コラボレーションなどを行いたい 睡眠に関する正しい知識を広めるために、セミナー活動や個別カウンセリングを中心に進めていきたいと考えています。 また、他分野の方とのコラボレーションで何かできないかとも思っています。もし何か良いアイデアがありましたら、ぜひご教示いただければと思います。また、コラボレーションをしたいというお問い合わせも募集しておりますので、お気軽にご連絡ください。   重要な睡眠を少しでもサポートしたい 障がいをお持ちの方が、よりいきいきとしたときめきのある幸せな生活を送れるようにしたいと考えています。そのために、健康面や精神面で非常に重要な睡眠について、少しでも改善をサポートしていきたいと思います。   無料相談公式LINEから受け付け中 無料相談を公式LINEから受け付けています。また、睡眠に関するセミナーの開催についても随時受け付けています。開催日や内容等はご相談のうえ決定いたします。次のQRコードからご応募ください。   公式LINEの内容 無料個別相談受付、睡眠に関するセミナー開催要望受付、その他特典情報の提供や情報交換 睡眠に関する重要な情報や、私が30年にわたり集めた名言集、癒しの写真などを発信   FacebookやアメブロのSNSには、睡眠に関する投稿が100件、精神的救いになるかもしれない名言集が60件、その他の投稿があります。これらは随時更新中ですので、ぜひご覧ください。(左:LINE、中央:Facebook) まとめ 小西悟様の情熱と経験が詰まったインタビューをお読みいただき、誠にありがとうございました。睡眠改善を通じて、皆さまの健康と幸福をサポートするための小西様の取り組みは、多くの方々にとって希望と勇気を与えるものでしょう。 お困りのことや相談がありましたら、ぜひ公式LINEやSNSを通じてご連絡ください。これからも小西様の活動にご注目いただき、一緒により良い生活を目指していきましょう!

障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ凸凹村「村長乙武洋匡の対談部屋」心のバリアフリー パート①公開!

障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ「凸凹(でこぼこ)村」が始動! 凸凹村企画のひとつ「村長乙武洋匡との対談」も配信開始しています! 第二回目のゲストは、車椅子インフルエンサーの中嶋涼子さんです! ぜひご覧ください✨   動画はこちら! ▽【乙武村長の対談部屋】中嶋涼子さん 心のバリアフリー パート① https://youtu.be/Lw2uOaHNGbg?si=x7cUKNc9BD4OTAR4   ▽凸凹村チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCMKAJ0ubTahL7E22gcwPVHg   凸凹村とは? 障がい者の方達が自由な交流と、みんなで課題解決を行う新しいコミュニティ、 それが「凸凹村」です。 凸凹村プラットフォームでは、自分の村を立ち上げて同じ仲間を集めたり、話したいテーマについて深くお話したりすることが可能です。また、課題を解決するプロジェクトを立ち上げたり、クラウドファンディグで資金を募ることもできます。村民登録、宜しくお願いします!   ▽凸凹村はこちら https://dekobokomura.net/   凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください! 凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

厚生年金加入者のための障がい厚生年金ガイド:厚生障がい年金を請求するための手続き

厚生年金に加入していた方が病気やケガで「1級・2級・3級」に該当した場合、厚生障がい年金の手続きについてご説明します。   厚生障がい年金を受け取るには、診断書や書類の準備に時間がかかります。請求書類を提出してから結果が出るまでには通常3〜4カ月かかります。さらに、支給が決まってから実際に障がい年金が振り込まれるまでにも約2カ月程度かかります。   請求が遅れると、受給できる金額が減少する可能性があるため、早めの手続きが重要です。   受給要件を満たしているか確認する まず、厚生障がい年金の受給要件を確認しましょう。 次に、保険料納付要件を満たしているかどうかが分からない場合には、年金事務所や年金相談センター、市区町村役場の国民年金課で調べることができます。 満たしていることが確認できたら、その場で障がい年金の請求に必要な書類を受け取りましょう。または、日本年金機構のホームページから書類の雛形をダウンロードすることもできます。   初診日を証明する書類を揃える まず、初診日を証明する書類を揃えましょう。 初診日とは、障がいの原因となった病気やケガについて、初めて医師などの診療を受けた日を指します。その際、医療機関にて「受診状況等証明書」という書類を取得しましょう。 ただし、初診の医療機関と後で診断書を作成する医療機関が同じ場合には、この書類は不要です。   障がいの状態が分かる診断書を医師に書いてもらう 障がいの状態が分かる診断書を、医師に書いてもらいます。 この診断書は、障がいの程度を確認するための重要な客観的資料となり、障がい年金の審査でも最重要視されるものです。 診断書には以下の8種類があり、病気やケガの障がいが出ている部位によって診断書を使い分けてください。 眼の障がい用(様式第120号の1) 聴覚、鼻腔機能、平衡機能、そしゃく・嚥下機能、言語機能の障がい用(様式第120号の2) 肢体の障がい用(様式第120号の3) 精神の障がい用(様式第120号の4) 呼吸器疾患の障がい用(様式第120号の5) 循環器疾患の障がい用(様式第120号の6-(1)) 腎疾患・肝疾患・糖尿病の障がい用(様式第120号の6-(2)) 血液・造血器・その他の障がい用(様式第120号の7) 病歴・就労状況等申立書を作成する 次に、「病歴・就労状況等申立書」を作成しましょう。 この書類は、障がいの原因となった病気やケガについて、発病したときから現在までの経緯をまとめて説明するものです。受診期間や治療の経過、医師からの指示内容、日常生活の状況、そして就労状況などを詳細に記載します。   その他の必要書類を用意する(住民票など) その他、住民票や受取先口座の通帳など、障がい年金の請求手続きに必要な書類を用意します。    全員 基礎年金番号が確認できる書類(基礎年金番号通知書・年金手帳など) 生年月日を明らかにできる書類(戸籍謄本、住民票など) 受取先金融機関の通帳など   配偶者または18歳到達年度末までのお子様(20歳未満で障がいの状態にあるお子様を含む)がいる方 戸籍謄本 世帯全員の住民票の写し 配偶者の収入が確認できる書類 子の収入が確認できる書類   障がいの原因が第三者行為の方 第三者行為事故状況届 交通事故証明または事故が確認できる書類 確認書 被害者に被扶養者がいる場合、扶養していたことがわかる書類 損害賠償金の算定書 損害保険会社等への照会に係る「同意書」 ※その他、本人の状況によって必要となる書類があるケースがあります。   年金請求書と必要書類を提出する ここまでに準備した必要書類を添えて、「年金請求書(国民年金・厚生年金保険障がい給付)様式第104号」を、お近くの年金事務所または街角の年金相談センターに提出します。   約3〜4カ月で審査の結果が届く 請求書類を提出後、日本年金機構がそれを審査し、「障がい年金を支給するか」を判断します。この審査には約3〜4カ月かかり、結果は自宅に通知されます。 支給が決定されると、「年金証書」と「決定通知書」が送られてきます。その後、約1〜2カ月後に最初の障がい年金が口座に振り込まれます。 一方、支給されない場合は「不支給決定通知書」が送られてきます。この場合、審査結果に納得できない場合は、不服申し立て(審査請求)が可能です。   障がい者が受け取れる厚生年金についてのQ&A ここからは、障がい者が受け取れる厚生年金について、多くの方が疑問に思うポイントについて、よくある質問と答えの形式でまとめました。ぜひ参考にしてください。   Q.障がい年金と老齢年金を両方受け取ることはできるの? A.65歳以降になって、障がい基礎(厚生)年金を受けている方が、老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けられるようになったときは、次のいずれかの組み合わせを選択することができます。 出典:日本年金機構|年金の支給に関すること>年金の併給または選択   (1)障がい基礎年金+障がい厚生年金を受け取る (2)老齢基礎年金+老齢厚生年金を受け取る (3)障がい基礎年金+老齢厚生年金を受け取る   ただし、障がい基礎年金と老齢基礎年金の組み合わせで受け取ることはできません。 自分のケースではどの年金を受け取るとお得になるかを計算した上で、どの年金を受け取るかを選択しましょう。   Q.働きながら障がい年金も受け取ることはできるの? A.障がい年金の受給は、障がいの状態により個別に認定審査を行うため、一概に受給が継続できるとは限りません。しかし、働きながら障がい年金を受け取っている方もいます。実際、2019年時点では、障がい年金受給者の約半数が仕事をしている状況です。   障がい年金の受給条件には「就労の有無」は含まれていないため、「働いているから支給が停止される」ということはありません。 ただし、障がい年金は「病気やケガで生活や仕事などが制限される場合に受け取ることができる年金」です。   障がいが以前よりも軽くなった場合、障がい年金の認定審査(1〜5年周期)のタイミングで、支給が停止されたり減額されたりするケースがあります。   振り返り 本記事では「厚生年金加入中の障がい者がもらえる年金」について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。   厚生年金加入中に障がい認定(1〜3級)を受けた場合、障がい厚生年金が受け取れる ただし、一定期間以上の加入期間があり、国民年金の保険料を一定期間以上しっかり払っていることが条件がある   厚生年金に加入中に障がい者になった方がもらえる年金の一覧 障がい等級1級・2級の方:障がい基礎年金+障がい厚生年金がもらえる 障がい等級3級の方:障がい厚生年金がもらえる 障がい等級3級よりも軽い障がいの方:障がい手当金(一時金)がもらえる   障がい厚生年金・障がい手当金の金額 厚生年金に加入していた方が障がい認定された場合の、障がい厚生年金および障がい手当金の金額は、障がいの程度によって異なる   厚生障がい年金を請求するための手続きステップ 受給要件を満たしているか確認する 初診日を証明する書類を揃える 障がいの状態が分かる診断書を医師に書いてもらう 病歴・就労状況等申立書を作成する その他の必要書類を用意する(住民票など) 年金請求書と必要書類を提出する  約3〜4カ月で審査の結果が届く 障がいの状態にもよりますが、障がい年金をもらいながら就労している障がい者も多くいます。 まとめ 厚生障がい年金の手続きは複雑で、時間がかかることもありますが、正確な情報と早めの行動が重要です。また、障がい者が働きながら障がい年金を受け取ることも可能ですが、状況によっては支給が停止される可能性もあるため、定期的な審査や情報の更新が必要です。障がい者とその家族が適切な年金を受け取るために、情報の共有やサポートが重要です。   参考 障がい者が受け取れる厚生年金は?加入者が知るべき年金種別と受給条件 凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください!   凸凹村ポータルサイト   凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

精神障がい者の才能を活かす挑戦 ~法すう株式会社の取り組みと未来への展望~

このたび、法すう株式会社 代表取締役である菅原 淳一 様に取材の機会をいただきました。   菅原様の情熱とビジョンは、多くの人々に勇気と希望を与えるものであり、その取り組みの背景には深い思索と確固たる信念がありました。   菅原様がどのような想いで起業し、どのような課題に直面しながらも精神障がい者の支援を行っているのか……以下では菅原様の活動のきっかけや現在の課題、そして未来への展望について詳しくご紹介いたします。   「自由研究コンテスト」を企画運営 私たち法すう株式会社は、精神に不安をかかえる方々を対象として「自由研究コンテスト」を企画運営しています。 経営陣はともに30歳前後に統合失調症に罹患した夫婦です。 2019年に出会い、同年に結婚した私たち夫婦は、20年近くにわたりそれぞれ療養生活を送ってきました。   夫婦二人でコロナ禍において幾多のプロジェクトを試行したのち、一昨年10月に当プロジェクトを発起。昨年2023年3月に法人化しました。   活動を開始したキッカケは妻との出会い 私は妻と出会った当初から起業を考えていました。 今まで、個性や能力のある仲間たちを見ながら、彼らがただ疲弊していくことへじくじたる想いや、障がい者雇用にもは疑問を感じていましたし、自分たちならその問題を解決できると思っていたからです。   さらに、コロナ禍において世の中全体が疲弊しギスギスしていく中で、精神的にも経済的にもゆとりのある生活を送りたい、そして自分たちならその問題を解決できる、という気持ちが一層強くなりました。   オンラインでできるイベントの構想 オンラインでできるイベントの構想は早い段階から頭の中にありました。世間がオンラインでのイベントを求めているように感じましたし、起業におけるさまざまなリスクも低減できると思ったからです。   精神障がい者の社会的地位の向上のために 障がい者雇用において、特に精神障がい者を雇用するケースでは、様々なハードルが高いと言われています。 見た目で健常者と判別できないケースも多く、理解が進まないために差別的な扱いを受けることも少なくありません。 そんな精神障がい者は増加の一途をたどっています。   障がい当事者である我々は救済されるべきであり、社会的地位の向上が図られなければならないと強く思っていました。 芸術や文芸、科学などの諸分野で活躍し、功績を残した歴史上の精神障がい者に強く思いを馳せながら、精神障がい者の社会的地位をどうしたら向上させられるのか…… と、様々な催し事を計画しましたが、どれも決め手に欠けていました。   さらにネックとなるのが匿名性の保持でした。なぜなら、障がいをオープンにしたくない方がほとんどであろうと予想されたからです。 しかし、何かしらの手段で公開しなければスポンサーがつかないとも考えていました。   情報番組の「子どもたちの自由研究」からヒントを得る 一昨年の夏休みも終わりに差し掛かる頃、テレビの情報番組で子どもたちの自由研究についての話題が取り上げられているのを見て、これに決めました。   それでも、これを事業化するには1か月間考えました。精神障がいという病歴をオープンにすることもリスクでしたし、そもそも皆が自由研究をやりたがるのだろうか、応募が集まるのだろうかという迷いがあったからです。その迷いは今でも抱えています。   始めてみて気づいた課題 私たちの業務は大きく分けて、応募作品の獲得と協賛金の獲得の2つに分類されます。   このほかにも審査や表彰などの付随的な業務も予定されていますが、それを除くと特に前者を左サイド、後者を右サイドと区分しています。 これは業務の性質の違いからくる便宜的なものです。   しかし、現状ではどちらもうまくいっているとは言えません。   クラウドファンディングで運営資金に困らない、と楽観 開業当初は「ホームページを設置しSNSで発信していれば、ある程度の応募数は見込める」と思っていましたし、クラウドファンディングを実施すれば運営資金には困らないだろうと楽観していました。 しかし、実際にはまったくそんなことはありませんでした。   広告を出すのにも資金が必要 応募数を増やすためには広告を出す必要があることがすぐにわかりました。 広告を出すにはそれには資金が必要であり、企業協賛を得なければなりません。一方で、応募が集まらなければ協賛獲得は難しいという「卵が先か鶏が先か」というようなジレンマに陥りました。   そこで、できるアクションをまずは起こすべきだと考え、今年の初めから全国の事業所宛てにダイレクトメールを送り、チラシの設置をお願い始めました。   設置いただく案内状の印刷や三つ折り、封入作業などは私たちが手作業でおこなっています。 この作業こそまさに事業所等で日々行われている単純作業の典型で、長い期間継続することはとても大変な作業でした。   同志の協力やピンとくるような表現の工夫が必要 何か新しく事を進めようと思えば、次々と必要となるスキルや知識が増えてしまいます。 例えば資料作成やプレゼンテーションのスキルです。 自分たちだけで成せることには限界があるので、同じ志を持つ事業者や個人の手助け・連携も歓迎しています。 ご興味がございましたら是非ご連絡ください!   また、自由研究のコンテストを周知する中で 「どのような取り組みなのか、なかなかピンとこない」 という方が多いことも課題です。 今後、ピンとくるような表現の工夫が必要だと思っています。   さらに、私たち自身が精神障がいの当事者であるため、体調を崩すこともあり、その度に仕事を中断しなければならなかったことも課題の一つです。   今後の展望について 当事業が発展することによって、精神障がい者への研究が進み、能力の開発や認知が進むと考えています。 さらに、障がいが個性であるとの認識が広まり、経済的かつ社会的な価値をもたらす社会を思い描いています。当事業がそのきっかけになり、重要な役割を担っていきたいと考えています。   精神障がい者の地位向上を目指す 国々によって、精神障がいの基準や制度が異なることは承知しています。 そのため、ハードルは高いですが、この事業は国内のみでなく世界的に拡大されるべきだと思っています。 また、当事業は精神障がい者の地位向上という、ひとつの社会運動という側面も持っています。これは万国普遍の願いです。   「みんな違って、みんな良い」 今後は、健常者であっても人工知能の進歩により職を追われる人も出てくるでしょう。そんな時代に人間らしさとは何であるかと多くの人が思いを巡らしたとき、当事業の真価が問われるような気がしています。   「みんな違って、みんな良い」この言葉は重要なコンセプトです。 工業化時代には型どおりの人間を育成することが合理的でした。しかし、時代は前に進んでいます。社会は個性を必要としていると強く訴えていきたいです。   法すう株式会社 代表取締役 菅原淳一 https://www.ho-su.net/   まとめ 法すう株式会社の取り組みは、精神障がい者の個性と能力を社会に活かすための重要なステップだと感じました。 これからも多くの課題に直面することがあるかと思いますが、菅原さんご夫婦はその一つ一つを乗り越え、社会に価値を提供し続ける覚悟を持っています。 すべての人が個性を尊重され、豊かな生活を送れる未来を目指して、菅原さんご夫婦はこれからも努力を続けられることと思います。 もし少しでも興味がありましたら、自由研究へのご応募や、協力のご連絡をしてみてください!

障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ 「凸凹村」「村長乙武洋匡の対談部屋 旅の障がい シリーズ②」公開!

「凸凹村」が本格始動!「村長乙武洋匡の対談部屋 シリーズ②」が公開されました! 凸凹村企画のひとつ「村長乙武洋匡の対談部屋」が公開されました📹 ぜひご覧ください✨   動画はこちら! ▽【乙武村長の対談部屋】三代達也さん 旅する前に聞いておきたい「よくある旅の障がい」って何? 旅の障がい シリーズ② 【凸凹村】 https://youtu.be/oWNfCzFm6bA?si=YzD0i5mUSkXPN3uU   ▽乙武村長対談部屋 三代さん シリーズ② #障がい者 #乙武洋匡 #凸凹村 #三代達也 https://youtube.com/shorts/TvSpOHK0pvk?si=irKZKc30Bj_hwNa5   ▽凸凹村チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCMKAJ0ubTahL7E22gcwPVHg   凸凹村とは? 障がい者の方達が自由な交流と、みんなで課題解決を行う新しいコミュニティ、 それが「凸凹村」です。 凸凹村プラットフォームでは、自分の村を立ち上げて同じ仲間を集めたり、話したいテーマについて深くお話したりすることが可能です。また、課題を解決するプロジェクトを立ち上げたり、クラウドファンディグで資金を募ることもできます。村民登録、宜しくお願いします!   ▽凸凹村はこちら https://dekobokomura.net/ 凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください! 凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

厚生年金加入者のための障がい厚生年金ガイド:受給条件と金額をわかりやすく解説!

不慮の事故や突然の病気などで障がいが残ってしまった方の中には、様々な疑問を抱えている方が多いでしょう。 障がい者が受け取れる厚生年金とは、不慮の病気やケガで一定の障がいが残った際に、初診日時点で厚生年金に加入している場合に支給されるものです。 通常の厚生年金(老齢厚生年金)は原則として65歳から支給開始ですが、障がい厚生年金は20歳に達していれば、障がい認定日の翌月分から受け取ることができます。このことは、一般的にも意外と知られていないことです。   障がい等級1級・2級・3級の方が「障がい厚生年金」を受給できる どの年金を受け取れるのか以下にわかりやすく示すと、障がい等級1級・2級・3級の方が「障がい厚生年金」を受給できます。また、3級より軽い場合には「障がい手当金(一時金)」を受け取れる可能性があります(ただし一回のみ)。   障がい厚生年金を受給するための条件 障がい厚生年金を受給するための条件としては、初診日時点で厚生年金の被保険者であること、障がい認定日において一定の障がい状態に該当すること、そして保険料納付要件を満たしていることが必要です。 具体的には、初診日の前日において初診日の属する月の前々月までに被保険者期間のうち3分の2以上の期間、保険料を納付していること、または一定の免除期間があることが条件です。 出典:障がい者が受け取れる厚生年金は?加入者が知るべき年金種別と受給条件   判定は非常に複雑 しかしながら、「障がい厚生年金」を受給するための要件を満たしているかの判定は非常に複雑です。さらに、受給手続きも煩雑で時間がかかるため、事前に正しく理解しておかなければ、受給タイミングが遅れて損をしてしまう可能性があります。 そこでこの記事では、厚生年金に加入していた方が受け取れる年金の種類や金額について、等級ごとにわかりやすく解説します。また、受給要件についても詳しく説明し、判断して申請できるようサポートします。 例えば、以下のフローチャートを利用すれば、自分が厚生障がい年金を受け取れるのかを簡単に判断できるでしょう。 「自分はどの年金がいくらもらえるのだろうか?」「受け取る条件を満たしているのか?」という疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みいただき、ご参考にしてください。   障がい者が受け取れる厚生年金「厚生障がい年金」とは 障がい者の方は、厚生年金に加入している間(=厚生年金の被保険者である間)に病気やケガなどで1級・2級・3級に該当する障がい認定された場合に、厚生年金を受け取ることができます。これを「厚生障がい年金」といいます。   障がい厚生年金の対象となる病気・ケガの例 外部障がい   眼、聴覚、音声または言語機能、肢体(手足など)の障がいなど 精神障がい 統合失調症、双極性障がい、認知障がい、てんかん、知的障がい、発達障がいなど 内部障がい 呼吸器疾患、心疾患、腎疾患、肝疾患、血液・造血器疾患、糖尿病、がんなど   障がい等級1級・2級・3級の目安 1級   他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできない状態 身の回りのことはかろうじてできるものの、それ以上の活動はできない方(または行うことを制限されている方)・入院や在宅介護を必要とし活動の範囲がベッドの周辺に限られる方 2級 必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても日常生活は極めて困難で、労働による収入を得ることができない状態 家庭内で軽食を作るなど軽い活動はできてもそれ以上重い活動はできない方(または行うことを制限されている方)・入院や在宅で活動の範囲が病院内・家屋内に限定される方 3級 労働が著しい制限を受けるまたは労働に著しい制限を加えることを必要とする状態 日常生活にはほとんど支障はないが労働には制限がある方 ※障がい者手帳の等級と障がい年金の等級は異なります。   通常の厚生年金(老齢厚生年金)は原則として65歳から支給開始ですが、障がい厚生年金は20歳に達していれば、障がい認定日の翌月分から受け取ることができます。 ただし、初診日に厚生年金に加入していること、一定期間以上の加入期間があること、国民年金の保険料を一定期間以上しっかり払っていることなどが条件となります。 具体的には、以下の全てを満たしている場合に、厚生障がい年金を受け取ることができます。   障がい厚生年金の受給要件 障がいの原因となった病気やケガの初診日 初診日に、厚生年金に加入していた 障がいの状態 障がい認定日に、障がい等級表に定める1級・2級・3級のいずれかに該当している (障がい認定日に障がいの状態が軽くても、その後重くなったときは、障がい厚生年金を受け取ることができる可能性があります) 国民年金などの納付済期間 初診日の前日に、初診日がある月の前々月までの被保険者期間で、国民年金の保険料納付済期間(厚生年金保険の被保険者期間、共済組合の組合員期間を含む)と保険料免除期間をあわせた期間が3分の2以上あること ただし、初診日が令和8年4月1日前にあるときは、初診日において65歳未満であれば、初診日の前日において、初診日がある月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がなければよいことになっています。 一方で、初診日に厚生年金に加入していなかった方や、障がい等級が4級以上の方、保険料の納付済期間が足りていない場合には、残念ながら厚生障がい年金がもらえません。 厚生年金加入中に障がい認定された方がもらえる年金の一覧 ここからは、厚生年金加入中に病気やケガなどで障がいが残った方がもらえる年金について、さらに詳しく解説していきます。1級・2級の方と、3級の方は、もらえる年金の構成が違うため、注意が必要です。 出典:障がい者が受け取れる厚生年金は?加入者が知るべき年金種別と受給条件 ※報酬比例額の計算において、被保険者期間300カ月みなし措置あり ※3級より軽い場合に障がい手当金(一時金)を受けられる場合あり ※参考:厚生労働省「[年金制度の仕組みと考え方]第12 障がい年金」   障がい等級1級・2級の方:障がい基礎年金+障がい厚生年金がもらえる 障がい等級が1級・2級の方は、障がい基礎年金と障がい厚生年金の両方がもらえます。障がい基礎年金とは、障がいの原因となった病気やケガの初診日が「国民年金に加入している間」(または20歳前、もしくは60歳以上65歳未満)の場合に支給されます。   障がい基礎年金の受給要件 障がいの原因となった病気やケガの初診日 以下のどれかに該当している (1)初診日に、国民年金に加入していた (2)初診日に、20歳前だった (3)初診日に、60歳以上65歳未満だった 障がいの状態 障がい認定日に、障がい等級表に定める1級・2級のいずれかに該当している 国民年金などの納付済期間 初診日の前日において、次のいずれかの要件を満たしている (1)初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること (2)初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと 障がい等級が1級・2級の方は、障がい厚生年金だけでなく基礎年金も同時にもらえるという手厚い制度となっているので、同時に手続きを進めましょう。   障がい等級3級の方:障がい厚生年金がもらえる 障がい等級3級の方は、障がい基礎年金はもらえませんが、障がい厚生年金のみが支給されます。 なお、3級の障がい厚生年金には「配偶者加給年金」は加算されないので注意しましょう。   障がい等級3級よりも軽い障がいの方:障がい手当金(一時金)がもらえる 厚生年金に加入していた場合、初診日から5年以内に病気やケガが治り、障がい厚生年金を受けるよりも軽い障がいが残ったときには、障がい手当金(一時金)が支給されます。   障がい手当金の受給要件 障がいの原因となった病気やケガの初診日 障がいの原因となった病気やケガの初診日 初診日に被保険者であったこと 病気やケガの状態 ・初診日から起算して5年を経過する日までに、傷病が治っている(症状が固定している)こと ・治った日に、政令で定める程度の障がいの状態(※)にあること 国民年金などの納付済期間 初診日前日において、初診日の属する月の前々月までに国民年金の被保険者期間があるときは、その被保険者期間のうち保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が3分の2以上あること ただし、初診日が令和8年4月1日前にあるときは、初診日において65歳未満であれば、初診日の前日において、初診日がある月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がなければよいことになっています。   政令で定める程度の障がいの状態とは、以下の状態です。 両眼の視力が0.6以下に減じたもの 一眼の視力が0.1以下に減じたもの 両眼のまぶたに著しい欠損を残すもの 両眼による視野が二分の一以上欠損したもの又は両眼の視野が10度以内のもの 両眼の調節機能及び輻輳(ふくそう)機能に著しい障がいを残すもの 一耳の聴力が、耳殻に接しなければ大声による話を解することができない程度に減じたもの そしやく又は言語の機能に障がいを残すもの 鼻を欠損し、その機能に著しい障がいを残すもの 脊柱の機能に障がいを残すもの 一上肢の三大関節のうち、一関節に著しい機能障がいを残すもの 一下肢の三大関節のうち、一関節に著しい機能障がいを残すもの 一下肢を3センチメートル以上短縮したもの 長管状骨に著しい転位変形を残すもの 一上肢の二指以上を失つたもの 一上肢のひとさし指を失つたもの 一上肢の三指以上の用を廃したもの ひとさし指を併せ一上肢の二指の用を廃したもの 一上肢のおや指の用を廃したもの 一下肢の第一趾又は他の四趾以上を失つたもの 一下肢の五趾の用を廃したもの 前各号に掲げるもののほか、身体の機能に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障がいを残すもの 精神又は神経系統に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障がいを残すもの 「障がい等級1級~3級の状態ではないから年金対象外」と思わず、障がい手当金(一時金)の対象かどうか今一度確認してみましょう。 まとめ 障がい厚生年金を受給するためには、さまざまな条件や手続きが必要で、その内容は非常に複雑です。しかし、正しい情報を事前に把握しておくことで、受給タイミングを逃さず、安心して申請を進めることができます。この記事を参考に、ご自身の状況に応じた年金の受給条件や手続きをしっかりと確認し、必要なサポートを受けてください。困ったときには専門家に相談することも検討しながら、確実に権利を守っていきましょう。   参考 障がい者が受け取れる厚生年金は?加入者が知るべき年金種別と受給条件 凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください!   凸凹村ポータルサイト   凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ 「凸凹村」「村長乙武洋匡の対談部屋」公開

「凸凹村」が本格始動!「村長乙武洋匡の対談部屋」が公開されました! 凸凹村企画のひとつ「村長乙武洋匡の対談部屋」が公開されました📹 ぜひご覧ください✨   動画はこちら! ▽【乙武村長の対談部屋】三代達也さん 旅する前に聞いておきたい「よくある旅の障がい」って何? 旅の障がい シリーズ① 【凸凹村】 https://youtu.be/6X8R3ueIlb8?si=EO2Z3OZXrAeZ7nEZ   ▽乙武村長対談部屋 三代さん シリーズ① #障がい者 #乙武洋匡 #凸凹村 #三代達也 https://youtube.com/shorts/WO7jAxre6Ks?si=BDC4-0uhNJXGaysZ   ▽凸凹村チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCMKAJ0ubTahL7E22gcwPVHg   凸凹村とは? 障がい者の方達が自由な交流と、みんなで課題解決を行う新しいコミュニティ、 それが「凸凹村」です。 凸凹村プラットフォームでは、自分の村を立ち上げて同じ仲間を集めたり、話したいテーマについて深くお話したりすることが可能です。また、課題を解決するプロジェクトを立ち上げたり、クラウドファンディグで資金を募ることもできます。村民登録、宜しくお願いします!   ▽凸凹村はこちら https://dekobokomura.net/ 凸凹村や凸凹村各SNSでは、 障がいに関する情報を随時発信しています。 気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください!   凸凹村Facebook 凸凹村 X 凸凹村 Instagram 凸凹村 TikTok  

障がいの種類ってどのくらいあるの?身体・知的・精神の3種類:精神障がい

内閣府の「障がい者の状況」によると、1,000人あたり49人が精神障がいを抱えているとされており、その数は決して少なくありません。この統計は、精神障がいが我々の身近な存在であることを示しています。そのため、社会全体がこの問題に対処し、適切な支援や理解を提供することが重要です。 精神障がい 精神障がい者は、以下のように分類できます。 統合失調症 気分障がい 非定型精神病 てんかん 中毒精神病 器質性精神障がい(高次脳機能障がいを含む) 発達障がい   統合失調症の理解を深める 統合失調症は、幻覚や妄想などの症状が現れる疾患で、生活を著しく困難にすることがあります。その症状は以下の通りです。   統合失調症の症状 ■陽性症状 幻聴や自己批判の声が聞こえること 現実と異なる信念を強く持つこと 被害妄想にとりつかれること 自己中心的な考え方   ■陰性症状 意欲の低下や興味の喪失 疲労感や集中力の低下 日常生活への関心の低下   これらの症状が現れると、統合失調症の人は考えをまとめるのが難しくなり、社会との関わり合いも困難になることがあります。 統合失調症の原因は完全には解明されていませんが、発症率は比較的高く、約100人に1人がこの疾患にかかると推定されています。   統合失調症の精神障がい者への配慮ポイント 社会との接点を保つことが治療に役立つため、病気を理解し、その人が仕事に就くことを支援する。 ストレスや環境の変化に敏感なため、ストレスの少ない環境で同じ仕事を続けられるよう配慮する。 情報の過剰な提示は混乱を招く可能性があるため、整理された情報をゆっくりと具体的に伝える。 症状が悪化したときは無理をさせず、休憩を取ったり、速やかに主治医を受診するよう促す。   統合失調症の人に接する際は、「やる気がない」「目も合わせない」といった印象にとらわれるのではなく、病気を理解し、適切なサポートを提供することが大切です。 気分障がい 気分障がいとは、主に気分の波が現れる病気のことで、症状は以下の通りです。   ■うつ状態 気分が強く落ち込む 何事にもやる気が出ない 疲れやすい 考えが働かない 自分が価値のない人間のように思える 死ぬことばかり考えてしまい、実行に移そうとする   ■躁状態 気持ちが過剰に高揚する 普段ならあり得ないような浪費をする ほとんど眠らずに働き続ける ちょっとしたことにも敏感に反応し、他人に怒りっぽくなる 自分は何でもできると思い込んで、人の話を聞かなくなる   気分障がいの人々は、日々の気分の波に苦しみながら生活しています。配慮とサポートが必要なときに提供されると、彼らはより健康的な生活を送ることができます。   気分障がいの精神障がい者への配慮ポイント うつ状態のときは無理をさせず、休憩したり、早退できるようにする。 躁状態のときは、安全管理に気を付ける。 自傷行為や自殺念慮の可能性がある場合は、本人の安全を最優先に考え、専門家に迅速に相談する。   薬物療法の継続は症状の改善に不可欠です。そのため、症状が見られる際には無理をせず、安全面に配慮することが大切です。   非定型精神病 非定型精神病とは、ストレスによって急に発症して、統合失調症や気分障がいのような症状が出るものの、比較的短期間で症状が治まる病気のことで、以下のような症状が見られます。   非定型精神病の症状 ■初期 不眠・不安などの状態が続く 躁状態から急にうつ状態になることが多い   ■症状が進むと 幻聴か聞こえる 突然意識が混とんする 夢の中にいるような状態になる   非定型精神病の精神障がい者への配慮ポイント ストレスが原因のため、その人にストレスがかかりにくい環境で、同じ仕事内容を続けられるようにする。 症状が短い間隔で変動しやすいため、様子を見守る。 比較的短期間で寛解状態に至るので、症状が出ているときは無理させず、休憩や早退できるようにする。   病気を理解し、早く症状が落ち着くように、できるだけストレスがかかりにくい職場作りをサポートすることが大切です。   てんかん てんかんは、脳の一部が一時的に過剰に興奮することで発作が起きる病気です。発作には以下のような症状が見られます。   てんかんの発作で見られる症状 けいれんを伴う 突然意識を失う 意識はあるが、認知の変化を伴う   しかし、発作が起こっていないほとんどの時間は、普通の生活が可能です。   てんかんの精神障がい者への配慮ポイント 発作がコントロールされている場合は、過剰に制限しないことが大切です。彼らが普通の生活を送れるようにサポートしましょう。 発作が起こる可能性がある場合は、高所作業や刃物を使った作業を避けるよう配慮しましょう。安全面を考慮して行動しましょう。 発作が起こってしまった場合は、まず本人の安全を確保し、その後で専門機関に相談することが重要です。彼らが安心して適切な対応を受けられるようサポートしましょう。   てんかんのある人のうち70~80%は内服治療で発作をコントロールしているため、彼らのコントロール状況を確認することが重要です。   中毒精神病 中毒精神病は、アルコールや睡眠薬、シンナーなどの薬物を過剰に摂取することで引き起こされる精神障がいです。以下はその症状です。   中毒精神病の症状 意識障がい 躁うつ状態 幻覚や妄想状態   この状態になると、摂取を繰り返さないと満足できない依存症に陥ることがあります。これは家庭生活や社会生活に悪影響を及ぼすことがあります。   中毒精神病や依存症の精神障がい者への配慮ポイント 本人が病気だという認識を持っていない場合があるため、専門機関への受診を促すことが重要です。 他者から非難されると、現実から逃れるためにアルコールや薬物に一層依存する可能性があるため、アドバイスは控えましょう。 一度症状がおさまっても、再発する可能性があるため、根気よく見守ることが必要です。   相手を非難せず、専門機関の治療や助言に頼り、根気よくサポートすることが大切です。   器質性精神障がい 器質性精神障がいは、脳が損傷することによって引き起こされる精神障がいで、様々な症状が現れます。   器質性精神障がいの症状 ■記憶障がい 短期記憶が弱く、すぐに忘れることがある 新しい情報や出来事を覚えられない 同じことを何度も尋ねることがある   ■注意障がい 集中力が続かず、簡単に気が散る ぼんやりしており、ミスが多い傾向がある   ■遂行機能障がい 計画を立てて実行する能力が低く、物事の順序を立てられないことがある 効率的な作業が難しく、タスクの遂行が困難になることがある   ■社会的行動障がい 些細なことで怒りっぽくなり、興奮することがある こだわりが強く、自分の意見や欲求を主張する 我慢ができず、欲しいものを即座に求めることがある 思い通りにならないと感情的になり、時には暴力を振るうことがある   病識欠如も起こり、自身の問題に気づかず、行動に問題を生じさせることがあります。さらに、失語症や運動障がい、感覚障がいなどの症状が同時に現れることもあります。外見からはわかりにくく、「見えない障がい」とも言われます。   器質性精神障がい者への配慮ポイント ■記憶障がい 手がかりがあると思い出しやすいので、手帳やメモ、アラームを利用してもらう 器質性精神障がい発症前の知識や経験を活かす   ■注意障がい 短時間なら集中できる場合があるので、こまめに休憩時間を設ける ミスを防げるように、順番を決めて仕事に取り組んでもらう   ■遂行機能障がい 手順を書いた紙を目に付くところに掲示する スケジュール表を見ながら行動してもらったり、チェックリストを利用する   ■社会的行動障がい 感情をコントロールできないときは、話題や場所を変える 事前に話し合ってルールを決めておく   その人に合わせて配慮すれば、トラブルが起こりにくくなるでしょう。 まとめ 精神障がいは多様であり、その中には統合失調症、気分障がい、中毒精神病、器質性精神障がい、そして非定型精神病など、さまざまな病態が含まれます。これらの症状は、個々の人々によって異なりますが、理解と配慮がその人々がより豊かな生活を送るための重要な要素であることは間違いありません。   参考 障がいの種類は?わかりやすく分類するなら身体・知的・精神の3種類

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