- 寄稿
【車いすバスケ体験会と代表者インタビュー】群馬の車いすバスケチーム「群馬マジック」を取材しました!
【車いすバスケ体験会と代表者インタビュー】群馬の車いすバスケチーム「群馬マジック」を取材しました!
みなさんこんにちは!
9月10日(日)、車いすバスケットボールチームの「群馬マジック」さんが、車いすバスケの体験会を開催していたので、お邪魔してきました!
あっという間の2時間!車いすバスケはとても楽しいと実感できた体験会
体験会では、
- 車いすの基本的な動かし方
- ボールのつき方や、シュートの練習
- 車いすで早く走る練習として鬼ごっこ
をしました!鬼ごっこなど遊びを楽しみながら、バスケ用の車いすに慣れていくことができました。
その後、選手も交えた試合をおこない、みなさん、選手さながらの白熱したマッチを繰り広げていました。
間近で観戦することができ、選手に質問できるコーナーもあり、2時間が本当にあっという間でした!
チームの皆さんが気さくに話しかけてくれるので、私も含め、初めて体験会に来た方もすぐになじめましたよ!
群馬マジック代表者、高橋 俊一郎さんにインタビュー!
群馬マジックさんは、なんと、群馬県にひとつの車いすバスケットボールチーム。
最後に、そんな群馬マジックの代表である高橋 俊一郎さんにインタビューをさせていただきました!
Q1.車いすバスケを始めたきっかけは?
18歳の時に事故で歩けなくなったとき、リハビリの先生から車いすバスケというものがあるよ、と誘われたのがきっかけです。
Q2.車いすバスケは健常者の方でもできるスポーツだと初めて知りました。そもそも健常者が車いすバスケに参加できるようになったのには、どういった経緯があったのでしょうか?
全日本大学バスケットボール連盟主催の「大学バスケットボール選手権」という大会があるのですが、以前から、そのような大会に出ている選手から、「卒業後の活躍の場がない」という声がありました。
そんな中、関東の「車いすバスケットボール連盟」でリーグ戦を作ることになったのですが、出場選手を確保する必要があったので、対象者を健常者にまで広げて、その大会の元選手に声をかけていった、という経緯があります。
また、2020年の東京パラリンピックが決まったあと、スポーツ庁から「パラスポーツの普及のため、健常者も取り入れた組織作りをするように」という指示があったので、そこから健常者もどんどん競技に参加するようになっていきました。
Q3.2024パリ大会が近づいてきましたね。車いすバスケの選手には何を期待していますか?
車いすバスケは前回の東京パラリンピックで男子が銀メダル、女子は6位だったので、これを上回るような成績を目指してほしいなと期待しています。
Q4.高橋さんは車椅子バスケ以外にも様々な活動をされていますが、具体的に何をされていますか?
手軽にできるボッチャや、この車いすバスケでの活動をしています。
私自身、高崎市で障害者を支援しているところに勤務しており、障がいを持った方と関わることが多いので、その中で障がいスポーツをやりたいという人に紹介もしています。
Q5.車いすバスケチームの代表としての課題と展望はありますか?
群馬自体の人口も少ないですが、障がい者もその分少なく、さらにパラ競技をやる選手も少ないので、選手をうまく発掘できるようにしていきたい、というのが課題です。
群馬県で開催される、国民スポーツ大会の規模の「全国障がい者スポーツ大会」が6年後にありますので、せっかく群馬の地でパラスポーツをしている限りは、大会に向けて選手育成に力を入れ、スタッフや応援していただけるファンを増やしていきたいなと思ってます。
Q6.最後に、直近にある、群馬マジックの告知したい活動があれば教えてください。
10月28日・29日と安中市の総合体育館で、安中市長大会があります。関東近県の8チームが集まって、しのぎを削ります。
また、12月9日・10日には高崎アリーナでの全国大会を予定してますので、ぜひ観に来ていただきたいと思います。
もっと盛り上がってほしい、車いすバスケ!
メンバーや体験に来た方の中には健常者の方もいらっしゃったり、みなさん楽しそうに車いすバスケをされている様子を見て、もっともっと車いすバスケが盛り上がってほしいと感じました。
今回の体験会の様子や写真は、この後、凸凹村でも掲載予定です。インタビュー動画も公開します!
気になる方はぜひ凸凹村へご参加ください!
取材者:町田
ご協力チーム様:群馬マジック
1995年にチームを結成し、高崎車椅子バスケットボールクラブとして連盟に登録。2010年10月1日にチーム名を群馬マジックに変更。チームの目標は、日本選抜車椅子バスケットボール選手権高崎大会の優勝。