こども障がいガイド
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群とは?
アスペルガー症候群は自閉スペクトラム症の1つのタイプです。これまで、自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群などいろいろな名称で呼ばれてきたものを、自閉スペクトラム症(ASD)としてまとめて表現することになりました。
特徴としては、他人との社会的関係を持つことと、コミュニケーションを取ることが苦手で、想像力と創造性に障がいがあるなどの特徴があります。アスペルガー症候群がなぜ引き起こされるのか、その原因遺伝子は完全には特定されていません。
ASDの特徴として具体的には、人の中で浮いてしまうことが多く、幼少期では一人遊びが多かったりします。また、年齢にそぐわない言葉遣いをしたり、羞恥心を感じづらかったりと、臨機応変な対人関係を築くことが苦手です。こうした行動は幼少期から見られ、年齢とともに特徴も変化していきます。ASDでは、こうした特徴を「特有の性質」と考え、周囲がサポートしながら「生きづらさ」を解消していくことが大切です。